冬の足おと

2019年11月8日(金)


自然学校の事務所前の池に映る紅葉です。

風もなく時が止まったような静けさの中、のっぺりした水面が鏡のように風景を映し出しています。
時間は夕方。夕日が射すと一段と美しく仕上がります。
さて、つい先日までくじゅう連山の主峰を染め上げていた紅葉も、いよいよ高原に下りてきました。
11月に入ってからは朝晩の冷え込みが一段と厳しくなり、氷点下の日もちらほら。
そんな朝は霜の輝く世界が広がります。
紅葉が楽しめるのもあとわずか。
美しい季節のうつろいとともに、寒さが身にしみてきました。

自然で遊ぼう!おやとこ~田んぼの巻~稲刈りと秋の生きものしらべ

2019年9月28日(土)

田植えから4カ月、小さな苗だった稲は重そうに頭を垂れ、
いよいよ稲刈りの時期を迎えました。
これまでたくさんの生きものたちと戯れた田んぼで、
カマを使った稲刈りに挑戦です。
慣れないカマの扱いも次第に上手になり、
入学前の小さな子もお父さん、お母さんと一緒に
楽しく刈ることができました。

カマを使った稲刈

刈った稲は、束ねて竹竿に干していきます。
こうやって干すことで、ワラの部分の栄養分や甘みが穂に降りていき、
お米が一層おいしくなると言われています。
刈った稲を全て干し終え、稲刈り完了です。

田んぼに立てた竿に干します

稲刈りの後は、お楽しみの生きもの採集の時間です。
水を抜いた田んぼでは、バッタやコオロギなどの
これまでとは違った生きものたちが見つかります。
また、赤く色づいたトンボも見逃せません。
トンボは生きもの図鑑を使って種類も調べました。

赤とんぼにもいろいろな種類が

次回の田んぼはいよいよ収穫祭。
今回稲刈りをしたお米の味を存分に堪能したいと思います。

リンドウ

先日、牧の戸峠から扇ヶ鼻山頂までの高山植物パトロールに参加してきました。
これからは紅葉、初夏には綺麗なミヤマキリシマを見られるように、すれ違う登山者へ、野草は持ち帰らないよう保護活動の呼びかけや、チラシを配りながらパトロールしました。他にもごみ拾いや、登山道の点検などをしました。

その際に鮮やかな青や紫、白色のリンドウを発見しました。
登りはじめは天候が悪く蕾のままだったのですが、お昼が近づくにつれ天候がよくなり、リンドウたちが開き始めました。

まだ蕾のリンドウ

青い花びらに白い斑点模様があり、まるで星空の様で綺麗でした。
まだ紅葉前ですが、登って分かる小さな秋を、みなさんも見に行ってみてはいかがでしょうか。(江上)

青色リンドウ
紫色のリンドウ
白色のリンドウ

キツネの親子

2019年10月3日(木)

さとばるの雑木林に野生動物調査用のカメラを仕掛けています。
目的は雑木林と隣接する森林づくりエリアをどんな動物たちが利用しているか調べるためです。設置して3年。撮影された動物は、近年、個体数が増加し、捕獲が進められているシカとイノシシが群を抜いていますが、昨年からキツネが時折写るようになりました。

そして、今年は親子の撮影に成功!

狩りでノウサギを仕留めた様子も確認できました。

このキツネの親子、雑木林を狩り場や移動経路として利用しているようです。
子どもはずんぐりむっくりしていて、見た目は柴犬のよう。
愛らしさ満点です。

おいしいご飯ないかな

これから秋が深まり、寒く厳しい冬がやってきます。
冬眠はしないキツネたち。
元気な姿をまた見せて欲しいですね。

月イチ!さとばる自然観察ウォ~ク【トンボとチョウ】

2019年9月16日(月・祝)

日本にはトンボが約200種、チョウは約240種生息しています。
私たちにとってトンボやチョウは、小さな頃から親しんできた身近にいる昆虫の一つ。
今回は、田んぼや草原が広がる秋のさとばるで、どんなトンボやチョウが見られるのか、採集と観察を行いました。

いざ昆虫網を持つと、人間の狩りの本能が呼び覚まされるのか、みなさん夢中で虫を追い、次々にトンボが網に入りました。
この日は、涼しい高原で夏を過ごし、これから平地へと下っていく赤トンボに注目。胸や羽の模様で種類を見分けたり、オスとメスの身体の違いを一緒に観察したりしました。

最初は持つのが難しかったけど、うまくなったよ!

トンボにとっては不運だったかもしれませんが、産卵直前のトンボも観察できました。

マユタテアカネのメス。他にアキアカネ、ナツアカネ、ノシメトンボ、シオカラトンボなどを記録。

一方、チョウは池の周りの草地や野焼きをする草原で、幼虫がススキを食草とするジャノメチョウをはじめ、モンキチョウやツマグロヒョウモン、スジグロシロチョウ、ヒメアカタテハなど10種類程度を確認しました。

キチョウとれたよ!

羽の一部が欠け、ボロボロになったものもいましたが、それでも飛べるところがチョウの飛行能力の高さ。飛行機だとそうはいきません。

昆虫たちの驚くべき一面にも気づかされた観察ウォ~クでした。