先日、ボランティアさんと一緒に、ススキのテントを作り替えました。
素材は、竹とススキと縄のみ。
竹で骨組みし、その後、手刈りしたススキを葺いていきます。
中に入ってみると、草のい~い香り!
北風ぴーぷー吹く寒い日でも、テントはやさしいぬくもりに包まれます。
あぁ、ほっこり♪
ぜひ、中に入って体感してみてください。(指原)
九重ふるさと自然学校 | 一般財団法人セブン-イレブン記念財団
九重ふるさと自然学校 | 一般財団法人セブン-イレブン記念財団
先日、ボランティアさんと一緒に、ススキのテントを作り替えました。
素材は、竹とススキと縄のみ。
竹で骨組みし、その後、手刈りしたススキを葺いていきます。
中に入ってみると、草のい~い香り!
北風ぴーぷー吹く寒い日でも、テントはやさしいぬくもりに包まれます。
あぁ、ほっこり♪
ぜひ、中に入って体感してみてください。(指原)
九重ふるさと自然学校では、2018年度から環境省モニタリングサイト1000里地調査における「チョウ類調査」に取り組んでいます。
今シーズンもボランティアの皆さんと一緒に、調査を行いました。
さて、日本には何種類のチョウがいるかご存知ですか。
国内では約240種、そのうち大分県で128種、そしてこの5年の調査で自然学校のフィールド「さとばる」には71種のチョウが生息していることが分かりました。
チョウは、それぞれの成長段階で植物との関わりが深い昆虫です。
①幼虫は植物の葉を食べ、種類ごとに食べる植物(食草と呼びます)が異なります。
②成虫になると、花の蜜や樹液を吸います。
(*一部、アブラムシを食べる幼虫など例外もあります)
様々な種類の植物がある環境は、より多くの種類のチョウが生息しやすく、また、季節を追って様々な花が咲くため、貴重な食料庫と言えるでしょう。
さとばるは標高900mの冷涼な気候であるとともに、草原や湿地、雑木林、人工林、畑など様々な環境がまとまっています。
規模は小さくとも、多様な環境がある生態系があればそこに生育する植物も多種多彩。
周辺に広がる同じような生態系とのつながりも、70種を超えるチョウの貴重な生息地になっています。
このように植物に依存している多くのチョウにとって、環境の変化は死活問題です。
例えば、草原が時とともに森に変化すれば、草原のスミレを食べるヒョウモンチョウの仲間は姿を消します。
森が開発によってなくなれば、クヌギなどの木に産卵するシジミチョウの仲間は世代を繋げられません。
つまり、チョウの生息状況を継続的に調べることで、調査地の環境変化が分かり、植生(植物の集まり)の状態を評価することができるのです。チョウは地域の自然の豊かさをはかる「ものさし」、環境指標の生きものの一つと言えるでしょう。
彼らを見守りながら、環境保全活動を進め、九重の自然を次世代へ繋げていきたいと思います。
当校の草原で、昨年に続き熊本県阿蘇地方に伝わる「草泊まり」を参考にした小屋づくりを実施しました。
草泊まりとは、昔、秋の干し草(冬の間の家畜の餌や敷きわらとして使われる)切りをする際に、草原で寝泊まりするために作られていた簡易の小屋です。
まだ車が普及していなかった時代は、家と草原を行き来するだけでも大変だったので、泊まり込みで作業したのです。車が普及した現代では、阿蘇でもほとんど見かけなくなりました。
草原の歴史や文化を伝え、自然素材で作る「オ・ト・ナの秘密基地づくり」をテーマに、当日はボランティアの皆さんと半日かけて制作しました。
少しの雨や雪であれば、外側のススキを伝って雫が落ちるため、雨漏りもしません。
中に入れば、草のい~い香り。
そして、あったかい。
ご来園いただいた際は、探して、ぜひ中に入ってみてくださいね!
紅葉に彩られた九重ふるさと自然学校で、
秋のボランティアワークキャンプを行いました。
今回は、今年度新たに移転した事務所の庭を
「野鳥の来る庭」として整備すべく、
バードフィーダーづくりに協力していただきました。
バードフィーダーとは、エサが少なくなる冬の間、
野鳥たちがエサを食べに来られる仕掛けです。
据え置き式や吊り下げ式など、出現が予想される野鳥に合わせ、
多様なバードフィーダーを作っていただくことができました。
冬にどのような野鳥が姿を見せてくれるか、今から楽しみです。
※バードフィーダーでの観察が楽しめるのは
秋の終わりから冬の間だけです。
自然界のエサが豊富にある春~夏は生態系の
バランスなどを考慮し、バードフィーダーは設置しません。
他にも、ワークキャンプの定番である
野焼きのための防火帯整備も行いました。
これで来年も安全に野焼きを行い、
良好な草原環境を保全することができます。
九重ふるさと自然学校のフィールドを一緒に作り上げる
ワークキャンプに参加してみませんか?
個性的で楽しい仲間も見つかるかもしれませんよ。