キスミレ開花


野焼きを終え、灰で黒く染まった草原には徐々に春の花が咲き始めました。

草原を華やかに飾る「キスミレ」がカシワの丘で開花!

はじめて見たときはスミレなのに黄色?と驚いたものです。

△キスミレ

暖かくなり、カエルも刈った草の下からお目覚め。少し眠たそうな表情に見えます。

△アマガエル

春の訪れを感じさせる今日この頃。

色とりどりの花々が咲き、生きものが活発に動き回る時期までもう少しです。(宮本)

水路を美しく


春の田植えに向けて、また大雨時の水害防止のために水路掃除を行いました。
今日は、自然学校が立地する飯田高原の湯沢・旭地区による一斉での作業です。
水路には1年間でたまった土砂や秋にごっそり落ちた落ち葉でいっぱい。
自然学校沿い約250mの区間で運んだ量は、なんと軽トラ10杯分!
美しくなった水路は、見ていてとても気持ちがいいです。
4月中旬からは田んぼに水が入り、カエルの産卵もピークを迎えます。
人の営みとともに、里地里山に暮らす生きものたちも活発に動き出します。

野焼きと再生


飯田高原の野焼きが始まりました。
野焼きには草原・湿原のやぶ化、樹林化を防ぎ、良好な草原・湿原を保全する効果があります。
今年も「春は黒」と称される飯田高原の黒い大地から豊かな草原が再生するでしょう。
日々変化する春の風景をお楽しみください。(阿部)

野焼きで黒く染まる草原

はたき棒づくり


ボランティアの皆さんと毎年恒例のはたき棒づくりを行いました。
はたき棒とは、野焼きの延焼を防ぐために火をたたき消す道具です。
材料を集めるところからスタート。
竹を切り出し、カズラを集めることで竹藪が少しすっきりしました。

竹の切り出し
竹に編み込むカズラ(クズ)を集めます

はたき棒を作ることが環境整備にもつながるので一石二鳥!
自然の恵みを利用しながら安全に野焼きを続けていきたいと思います。川野

竹を割いて扇状にし、かずらを編み込みます
完成しました!
火をたたき消します

冬のすがた


3月に入り気温もあがり、日も長くなってきましたね。
九重はお昼間でも気温10度を下回ることがほとんどですが、それでも春の訪れをじわじわと肌で感じます。

今さとばるで見られる花をご紹介します。

ヤマラッキョウ(冬のすがた)
シモツケソウ (冬のすがた)
モリアザミ (冬のすがた)
ヤマハッカ (冬のすがた)
マツヨイグサ (冬のすがた)


秋ごろまで咲いていた花です。
今は枯れ、種を落としきろうとしている状態です。
落ちた種は地面で成長し次の夏にまた鮮やかな姿を見せてくれます。

冬は色が少なく寂しい印象がありますが、違う目線で花たちを見てみると楽しみが増える気がします。(江上)