雪雲と夕日


冬の空に重たそうな雲がかかると、それは雪を降らせる雪雲です。
雪雲は厚いため光を通しにくく黒っぽく見えるのですが、
夕暮れ時には、雪雲がまるでスクリーンのように夕日を映し、
空に幻想的な光景を描き出します。
冬の夕暮れ時、思わず足を止めて見入ってしまいました。(川野)

空が波打つように赤く染まりました
こちらは燃えるようなオレンジ色

寒ざらし粉


飯田高原の冬は、山は雪化粧をし、池の水は全面凍ってしまうなどとても寒いです。そんな寒くて乾燥した気候を利用してつくる保存食があります。

それが、寒ざらし粉です。

1月~2月の寒い日に、水に浸したもち米を寒風にさらし製粉することで、虫が付きにくく、ふわふわの白玉粉になります。

その粉は、白玉団子や、郷土料理だんご汁のだんごにして食べることができます。

先日から自然学校でできたもち米を使用し、寒ざらし粉を作り始めました。

今年度は体験プログラムなどの活動に参加していただいた方にふるまえるよう、例年より多めにつくっております。

みなさんにご提供できる日を楽しみにしています。

池が凍る寒い日
雪が降る寒い日
桶の水はたまに氷ります

寒ざらし粉に興味のある方は詳しい作り方を動画にしているので、ぜひチェックしてみてください。(江上)

↓九重ふるさと自然学校Facebook「寒ざらし粉の作り方」

https://fb.watch/aq7q8NlJvO/

謹賀新年


新年明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
みなさまは年末やお正月、どう過ごされましたか?
私はついつい食べすぎ…飲みすぎ…で、「正月太り」してしまいました。

さて、仕事始めの施設点検の途中、さとばるの湧き水スポットに寄ってみると、セリが水面を賑わせていました。
せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ。
お正月で疲れた胃腸には「七草がゆ」がよいとされ、一年の無病息災を願う意味も込められています。
1月7日は健康を願い、また自然を敬いながら、七草がゆをありがたくいただこうと思っています。(指原)

アカハライモリ


自然学校の事務所ではアカハライモリを飼育しています。
田んぼなどで見ることのできるアカハライモリですが、近年ではペットショップで販売されるなど、かわいらしいイモリちゃんです。
自然学校のアカハライモリは、地元の田んぼ出身です。

アカハライモリは冬になると普段は石やコケの陰に隠れいていることが多いですが、
この日は珍しく姿を見せてくれました。

こんにちは、お久しぶりです

久しぶりの登場だったため、冷凍のエサをあたえてみました。

いい食べっぷりです

1匹が豪快にばくばく食べていると、裏からエサのにおいを嗅ぎつけたもう1匹が登場しました。

壁と岩の間からびよ~ん

じっくり観察して気づいたのですが、アカハライモリは食事中咀嚼するたび瞬きをします。

一生懸命飲み込んでいます
と~ってもかわいいです。
ぜひ、事務所に来た際はじっくり観察してみてください。(江上)

寒波襲来


今シーズン最強と言われる寒波は飯田高原にも到来し、九重ふるさと自然学校前のみいれが池はほぼ全面凍結しました。
普段は凍結しても日中には融けてしまうことが多いのですが、今回は全く融けないまま翌日を迎えました。
凍結面積としても近年では最大で、いかに今回の寒波が強かったかがわかります。
とはいえ、寒さのピークはまだ先のはずです。今年の冬は厳しく冷え込むことが多くなるのでしょうか?(阿部)

9時ごろのみいれが池
16時ごろのみいれが池