苗代づくり~湯苗編~


先日のビニールハウスでの苗代づくりとは別に、当校の田んぼではもう一つの苗代づくりを進めています。

その名も「湯苗代(ゆなわしろ)」。
九重は上流域のため川の水温が低く、露地での苗代は苗の成長も遅く時間がかかります。
そこで、先人たちは火山の恵みである温泉を田に引き入れて水温を上げ、苗の育ちをよくしたそうです。
今では湯苗代をする農家はほぼなくなりましたが、当校では地元の方から手法を学び、毎年継続しています。

種もみをまいて、まだ2日。
発芽はしていませんが、温かな水の中には早くも客人が。

カエルの卵塊が5つも!

水の流れが緩い湯苗代は、格好の産卵場のようです。
ゆで卵にならないように、苗が健康に育つように、実は水温調整が肝なのです。(指原)