おかげさまで設立30周年
ご支援ありがとうございます
お祝いメッセージ
古川 恵太様(特定非営利活動法人 海辺つくり研究会 理事長)
木村 尚様(特定非営利活動法人 海辺つくり研究会 事務局長)
セブン-イレブン記念財団様、設立30周年おめでとうございます。2011年に横須賀市・走水海岸で、海草であるアマモが広がる「海の森」の再生のための種取り(花枝採取)活動を実施してから、早いもので12年が過ぎようとしています。それから間断なく東京湾各地での活動を継続され、現在では、青森市・塩竈市・館山市・阪南市での「海の森づくり」に広がっています。名実ともに日本の海の森を守り、育て、活用する取り組みを推進されるとともに、「海辺の自然再生・高校生サミット」の支援をとおして若者の育成にも力を注いでいただいております。
昨今、地球温暖化対策としてブルーカーボンの取組みが注目されてきております。アマモ場の再生は、アマモが吸収した炭素が、海底へ堆積したり難分解性の炭素に変わることで100年単位の炭素の固定(隔離)が行われるとともに、生物多様性を保全し、人々の海での活動を支える基盤となるといったコ・ベネフィット(共益)を生み出しています。
そうしたブルーカーボンの特質を早くから理解し、グリーンカーボン(水源の森・河畔林)の活動との一体的な「セブンの森」活動として多くの団体を支援し、自らも保全活動の先頭に立って走り続けられていることに深く敬意を表し、そうした活動にご一緒させていただいていることに感謝いたしております。今後ますますのご発展を祈念いたします。