野口 健様（認定特定非営利活動法人 富士山クラブ 理事長）

貴財団の御創立30周年を、心よりお慶び申し上げます。この喜びの節目を迎えられましたのは、貴財団の皆さま、セブン-イレブン・ジャパンの社員や加盟店、関係者、ご家族の皆さまの環境問題解決に向けた確固とした意志と、たゆまぬ努力のたまものと感服いたしております。

振り返りますと、貴財団と富士山クラブとは、当クラブが設立された1998年以来ご支援、ご協力を賜ってまいりました。両者間で「富士山ごみチャレンジプロジェクト」を締結し、富士山麓での清掃活動をはじめ、海岸のプラスチックごみ清掃、外来種の駆除活動とさまざまな活動に取り組んでいるところです。

おかげさまで山麓のごみは年々、減少しておりますが、コロナ禍が一段落したいま、ごみの持ち帰りを周知されていない外国人観光客の増加や道路沿い、駐車場のごみのポイ捨てなど新たな課題も浮上しております。

こうした課題解決に向け、貴財団とのパートナーシップを基盤に、「富士山モデル」と呼べるような、地域一体となったごみの排出抑制、全体量削減、資源循環のモデルをつくり、SDGsとカーボンニュートラル目標に限りなく貢献できれば幸甚です。

今後とも変わらぬご支援を賜りますとともに、40周年、50周年の記念の日も、ともに笑顔で迎えられることを祈念して、ご挨拶といたします。