助成先のご紹介
地域のお客様の募金を、地域の皆様へ
セブン-イレブンの店頭募金箱にてお預かりした募金を、地域で活動している環境市民団体に「環境市民活動助成金」としてお届けし、その活動を支援しています。
地域のお客様の募金が、地域の環境市民活動を支援する助成制度です。
助成先団体<中国・四国>
晴れの国野生生物研究会(鳥取県)
2008年4月より、鳥取県江府町など地元の自治体や環境保全団体の真庭遺産研究会などと連携して、国立公園大山・蒜山地域を中心に県境を越えて、景観保全活動および環境教育活動などを広域的に展開する連携組織「グラウンドワーク大山蒜山」を設立し、大山山麓や岡山県北部地域における草原、里山、清流域での生態系の保全や自然景観の保全再生活動を進めています。
とくに、蒜山高原に残る「火入れ草原」や霊峰大山に参拝する信仰の古道「大山道」周辺の里山雑木林の保全再生には力を入れており、地元学識経験者の同行・案内・解説のもと、調査会や見学会を頻繁に開催しているほか、茅刈りや下草刈りなどの管理作業を行っています。
2010年
春号より
SAN(さん)-IN(いん) やすぎオオサンショウウオの会(島根県安来市)
当会はオオサンショウウオ(以下「オオサン」)の学術研究、生息域内保全、普及啓発に取り組んでいます。全国で唯一オオサンに特化した自然環境保全地域を含むフィールドには、多数のオオサンが生息しており、全長20㎝以上の生体に個体識別のためのマイクロチップを挿入することで、個体数や移動実態の把握を目指しています。
天然巣穴における産卵確認はもちろん、既設の人工巣穴を改造して内部を観察できるようにしたり、国内2例目の人工巣穴観察小屋や全国初の鋼製人工巣穴の整備にも挑戦してきました。また、非生息地で発見されるオオサンの緊急保護個体についても行政と連携して対応しています。
さらに、地区文化祭におけるポスター出展や小学児童に対する出前授業および遠足受け入れなど、地元住民への還元も図っています。生息調査・観察会(兼 個体登録技術講習会)への参加や支援をご希望の方は当会までご連絡ください。
2022年
秋号より
樹冠ネットワーク(島根県)
2014年
冬号より
みゅーじかる劇団 きんちゃい座(岡山県)
3R活動をテーマとした環境劇制作は、津山市のごみ処理場の処理能力が限界が近づきつつあることが背景となっています。私どもは子どもからでも参加出来る身近な活動としての3R活動に着目し、親しみやすいミュージカルという表現方法で、わかりやすく3R活動の実践と地球温暖化ガス排出の減少を訴えています。今年制作した環境劇はミュージカルの公演という形だけではなく、セブン-イレブン北園町店様の全面協力の下、地元ケーブル局においてテレビ番組化もしております。番組をDVD化したものは低炭素都市推進室が窓口となって無料で配布しておりますので、是非ご覧ください。
2015年
冬号より
NPO法人 グリーンパートナーおかやま(岡山県)
それ以来「『世界の宝石-瀬戸内海』を磨く」を合い言葉に、美しい自然環境を未来へと引き継いでいくため、「水と緑の循環」の大切さを多くの皆さんと共有することを目的に活動を行っています。
これまで清掃活動をはじめ、コバノミツバツツジの再生プロジェクト、里海再生のシンポジウム、海底ごみ回収底引き網体験学習など、環境を取り巻く諸問題について参加者に実感していただくことに重点を置いた活動を続けてきました。
2014年
秋号より
龍泉寺の自然を守る会(岡山県)
潅木を伐採し雑草を除去し、雑木林状態から光があたる湿地に復元した結果、トキソウやサギソウの群生が出現。環境省指定の絶滅危惧II類4種、準絶滅危惧種4種の植物が自生し、ハッチョウトンボなど多くのトンボが生息していることが分かりました。湿地が龍泉寺の広大な敷地内にあったため、開発から免れ、生活用水や農薬に汚染されない自然が残されていました。
この豊かな自然を後世に残すために、湿地の保全、地域の賛同者を増やす活動をしてきました。重要な保全活動は、枯れ草の刈取りと搬出で、湿地の植物が冬眠状態になる凍てつく1月に作業をします。見学者のための木道橋・歩道・標識の設置、トキソウ観察会・ハッチョウトンボ観察会・サギソウ観察会などのイベントの実施、DVD「龍泉寺の自然」の作成・配布、ホームページの公開なども行っています。
2013年
冬号より
真庭自然を観察する会(岡山県)
併せて、オオサンショウウオの生息地を見学するエコツアーなどの市民参加イベントを開催するとともに、児童生徒とその保護者を対象に、清流保全と野生動物について学ぶ体験型学習クラブを組織し、オオサンショウウオをはじめとする希少野生生物の保護を進める上で必要となる人材の育成と、野生生物保護の地域システムづくりを進めています。
2010年
秋号より
広島湾さとうみネットワーク(広島県広島市)
豊かで美しい広島湾を再生するには、行政だけ、民間だけの力では実現が困難です。私たちは、広島湾に人々が関心を持ち、活動に積極的に参加できるような環境づくりをするために、官民連携で活動を進めています。
その一環として、広島市内で漁業者と協働した干潟や藻場づくりを継続的におこなっています。干潟づくりでは、漁業者の協力のもと、新たにアサリの養殖場をつくり、ナルトビエイなどの食害からアサリを守るための保護ネットの設置・メンテナンスや、アサリ稚貝の保護、干潟生物の観察などをしています。
また、広島湾で減少した藻場(アマモ)の再生を目指して、子供たちにも参加してもらいながら、広島湾の湾奥部でアマモを植える取り組みも始めました。
新しくできた藻場については、ブルーカーボン・オフセット制度などを活用してクレジット化を目指す予定です。今後も市民や企業、漁業者の皆さんと協働して、広島湾を豊かにするための活動を続けていきます。
2022年
秋号より
今津学区明るいまちづくり委員会(広島県)
町内7自治会が河川敷の担当区域を決めての草刈・芝刈り・ごみ拾い、年3回の全町民一斉清掃、ボランティアによる通年の清掃活動も定着しています。河川敷はグラウンドゴルフ、ジョギング、散歩、ホタル祭など住民のふれあい広場として活用しています。
山陽新幹線と国道2号線バイパスが真上にある厳しい環境ですが、この自然環境を地域の財産として、ホタルの飛び交う豊かな自然を次世代に引き継ぎたいと活動しています。
2016年
秋号より
堂々川ホタル同好会(広島県)
会発足後、役員と川の中を探索すると不法投棄の山であり、ホタルを飛翔させる活動よりも川の整備をする課題対策が先であった。川の笹や雑木を取り除いている時期、江戸時代に造られた石積み砂防ダム(地元では砂留と呼ぶ)8基が国の有形文化財に登録された。
それから約3年かけ、砂留と砂留間の川原にビオトープを造った。それが功を奏し、ホタルは毎年増えていった。が、山の中ゆえ人通りは少なく、ごみの投棄は止まらない。みんなで知恵を出し、川の法面に花木を植えることを思いついた。その中の1つに彼岸花があり、この花を広島県トップレベルにする計画で地元の小学校と共に植栽を始めた。最近は多くの散歩する人の姿が見られ、不法投棄監視の目となり大幅にごみは減少している。
2013年
春号より
西条・山と水の環境機構(広島県)
また、植生・水文学(水循環)・水質・バイオマスなどを専門とする大学の先生たちにご協力をいただきながら、森林整備による植生や水質・水量などへの影響について科学的な調査研究による検証も行っています。近年は、除伐材を活用する取り組みとしてチップ堆肥づくりから、ペレット燃料づくりへと徐々に活動の範囲を拡げていっています。
多彩な環境保全活動による美しいふるさとづくりは、循環型社会や低炭素社会づくりでもありました。今後もこの活動が地域づくり、市民の啓発活動になるよう取り組んでいきます。
2012年
秋号より
廃山に緑を増やす馬鹿会(広島県)
本年は水質保全と緑のダムづくりにと、放置されたヒノキ林の山林環境整備と侵入竹林の整備を行っていますが、自然の生命力や脅威を感じながらも、春にはその恩恵をいただきました。先人の知識の豊かさから多くを学び、作業を重ねることで反省し学ぶこともありました。何より山林作業後の発汗の爽快さや山の美林化を眺める時の気分は言葉で言い尽くせません。
山の整備作業をしていると多くの人に「金にも成らんのに馬鹿じゃー」と言われることから「はいやまにみどりをふやすうましかかい」と命名しましたが、いつかきっと馬鹿じゃーと言われない日が遠くとも来る!と願っております。
NPO法人 日本ツキノワグマ研究所(広島県)
放置された里山に実るカキなどの果実はクマを人里に招き寄せ、駆除数増加の一因となります。
もりメイト倶楽部 Hiroshima(広島県)
私達は、荒廃した森林を少しでも改善できればと「里山づくり・学ぼう・磨こう・楽しもう」をモットーに森の手入れを行っています。月1回の例会活動以外に、3つの部会(出前間伐・里山・クラフト)を中心に活動しています。特に出前間伐部会では、全国的な問題となっている人工林の間伐を進めるという考えから、森林所有者の注文に応じ出前にて間伐を行っています。間伐材を使うことは森を育てることにつながります。そんな思いで、森の手入れから木材の加工・利用までの一連の作業の中で、間伐材ベンチを作っています。まず森の中に入っていくことから始まります。「森づくり・私たちにできることから。」
「山野草のエキ」保存会(山口県周南市)
「山野草のエキ」とは、伊藤芳高さんが2万8000㎡の山に貴重な山野草を一人で植栽することから始まりました。荒れた山の熊笹駆除、道の造作、陽当たりを良くするため木の伐採、山野草を1株植えては水やり…17年という歳月をかけ350種の貴重な山野草の花が咲く森を完成、その森を無償で開放し、県内外から多くの見学者が来る貴重な場所になりました。
しかし完成と同時に、森全体に猪の侵入を防ぐ電気柵等の管理が行き届かなくなり、7年前に「山野草のエキ」保存会を立ち上げました。まずは猪の防護柵を囲むことから始め、さらに相手は貴重な山野草です。毎月2回の活動をおこない、1年のほとんどを熊笹や雑草の駆除に費やしています。特に辛かったのが山全体に長年溜まった松の倒木処理です。倒木の残骸は、山野草の森の景観を台無にするため、この処理には大変な時間と労力が必要でした。
現在は、そんな困難も乗り越え「350種の山野草の花が咲く生きた図鑑の森」を目標に32人の仲間たちと楽しく保存活動を行っています。
2023年
春号より
美しい三蒲を創る会(山口県)
国道437号線海側沿いの荒廃した休耕田、段々畑にはびこり海の眺望を妨げている竹林、雑木の伐採、雑草の刈り取り、不法投棄ごみの処理などの環境管理が主なる作業です。
2013年も第6回植樹祭を2月に開催し、竹林整備した島の玄関口である大島大橋の袂に桜と椿を植えました。植樹を継続し、桜並木や椿の森を国道沿いに造る計画です。参加した児童や園児には、自然を愛する心、故郷を愛する心が養われ、いつか自分が植樹したのだと子どもに伝えてほしいと思います。
帰省者や観光客を桜や椿の花でお迎えし、車窓から花や海、小島の景色を見て、また帰ってこよう、また来てみたいとの思いを抱く島にしていきたいと考えています。
2013年
冬号より
里山共生ネットワーク(山口県)
炭焼技術等他に勝るノウハウを秘め、人材を育み刻んだ年輪は地域の宝です。生産木炭は品質高級、クリーンなエネルギー燃料として高く評価され、家の中でコンロに使える防長精炭は、安全・安心の観点から周南ものづくりブランド品として商品認定され評判も上々です。
国土の7割が山林「活用のためには林業の再構築が不可欠」木炭は古くて新しいハイテクノロジー再生可能な資源であり、燃料として利用価値を高めていきたいと思います。多くの仲間と連携し、環境に配慮したエコ集落づくりと自然と共に生きる豊かな生活を目指し活動等通じて輪を広げていきます。
2012年
春号より
NPO法人 たすけあいねっとわーく(山口県)
市民や学校との協働で、公園の落葉を収集し、腐葉土を作っています。この腐葉土は花壇や菜園、生ごみリサイクルの基材として使っていただきます。また、できた有機肥料を耕作放棄地などに施肥し、無農薬・無化学肥料の野菜作りにも挑戦しています。食の安心・安全は生ごみリサイクルから、食料自給率の向上は地産地消、自給自足からをモットーに、循環型社会の形成を目指しています。
2011年
春号より
周東里山の会活動概要紹介(山口県)
江川奉仕橋かもクラブ(徳島県吉野川市)
名水百選の徳島県江川も市街化による生活廃水の流入と水量減少が進み、 瓜形の江川ゆうねんの渕は、70年前は川幅50m、水深3mでしたが、20年前には川幅、水深ともに1/3になってしまいました。そのため南岸には広い河川敷ができ、雑草と上流からのゴミで悪臭を放ち、人が避けて通るようになりました。 その後、北岸の護岸工事で美しくなったのを機に、この一帯の美化活動を7人で始めて早18年が経過。その間、南北両岸と河川敷を合わせて1㏊をいつ誰が訪れても「心が安まる美しい環境の場」とするため、現在28名で取り組んでいます。
活動内容は両岸と河川敷の草刈り、北岸の花壇に四季の花、南岸の花壇には、ゆりと水仙を咲かせています。さらに円形の花壇には花菖蒲を咲かせ、周りを芝生に変えました。周辺の環境は、大樹の防風林に花と川風、蘆やガマの群生、サギやマガモの野鳥、川魚や亀と夕陽の資源が調和し、持続可能なクールスポット造りを進めています。
作業中の会話とやりがいに充実感を得ながら、今後も活動を続けてまいります。
2021年
秋号より
NPO法人 徳島県森の案内人ネットワーク(徳島県)
現在の子どもたちの課題として、野外での活動や少集団での作業、五感を使うことなどが極端に不足しており、それがコミュニケーション能力の低下、また体力や知力にも影響を与えていると思われます。
「徳島県森の案内人」では、小学校を対象に森林環境教育に15年以上取り組んでいます。室内でおこなう紙芝居や行事より野外活動の方が生徒の表情がいきいきとしていると感じていました。
そこで、身近な里山をフィールドに樹木の観察や秘密基地づくり、薪割りなどの作業をおこなうとともにいろいろな遊びと体験を通して、里山の知識や道具を使う技術、楽しみ方を身につけてもらう実践的な講座を2009年から始めました。
小学生を対象とした「少年少女里山マイスター養成講座」は本年で9年目となります。対象を小学生高学年から高校生までの「里山ジュニアマイスター養成講座」、4歳以上の未就学児から小学生低学年とその保護者を対象とする「親子里山体験講座」など、年間を通じて活動を実施しています。
2017年
秋号より
木沢みつまたクラブ(徳島県)
みんなで同じ作業をするので、話し声が途絶えることなく楽しく活動しています。食害での耕作放棄地や荒廃地にみつまたを植え、森林の乾燥や荒廃に強い森を作り、純国産の1万円札作りに少しでも貢献できればと考えております。
2017年
春号より
NPO法人 新町川を守る会(徳島県)
当会がこれまでの長い間やってこられたのは、「人との出会いを大切にしてきたこと」や「楽しみながらボランティア活動をやってきたこと」があったからだと考えています。今後も引き続き、これらの趣旨を踏まえ、新しい出会いを求めて、できるだけ多くの河川との交流・連携を進めていきたいと考えています。
2016年
冬号より
千年サンゴと活きるまちづくり協議会(徳島県)
近年は、地球温暖化による海水温の上昇を背景に、サンゴを食べるオニヒトデや巻き貝が大量発生し、その食害でサンゴが白化する部分もでてきました。このままでは奇跡が消えてしまうと2009年に地域のダイバー同好会が中心となり、保護活動を始めました。
2014年
冬号より
徳島県植物研究会(徳島県)
2012年
春号より
西祖谷山村連合婦人会(徳島県)
草引きと水やりは会の活動として行いますが、時間のあいている時は少人数でも花の世話に当たります。自分たちが車で走る時も「花が咲いてうれしいね」と独り言を言いながら通ります。12月以後3月迄は花も会員も雪の下で春が来るのをじっとがまんします。3月中頃になると花も会員もどちらからともなく「そろそろだね」と頭を雪の中より持ち上げ、4月、5月は春向きの植付に少人数で取りかかります。美しい花々が心を和ませています。
いいまちづくり観音寺輝き隊(香川県観音寺市)
琴弾公園は明治30年に県立公園として開設し、昭和11年に名勝指定、昭和31年瀬戸内海国立公園に編入されました。歴史ある公園ですが、敷地が広く人口減少や高齢化のため公園の美化・整備が十分ではない状態が続いていました。公園内には‶庭園の父″と呼ばれる小沢圭次郎氏が設計した庭園があります。この庭園の琴柱池は本来赤い橋が水面に映り、美しさを増すのですが、近年春から秋に藻が異常繁殖し水面が見えない状態になっていました。
そこで私たちは公園の歴史的景観を取り戻したいという想いで、4年前にボランティア団体を結成。清掃日には地域住民の参加も増え、清掃後には私たちの願いや公園にある歴史的な建造物・いわれなどのミニトークを行っています。帰る時にはきれいになった公園を見て、みんな満足そうな笑顔です。
2021年
冬号より
かがわタナゴ倶楽部(香川県)
この貴重なニッポンバラタナゴを主とした保護活動を始めて10年、現在は県条例による保護事業認定団体です。生息状況の調査や、ため池改修時に必要な緊急避難用の保護池の整備・管理、絶滅リスクの低減を図る増殖などの活動、保護池での環境学習を行ってきました。
2012年からは新たに三木町からため池2つを含む元農地と山林の無償貸与を受け、手入れの行き届いた清々しい里山景観の再生をめざし整備しています。
2015年3月には、動植物の保護・普及啓発活動を行う主要施設として念願の「ビオトープ」を整備・完成させることができました。会員の夢はますます膨らんでいます。
2015年
春号より
高松市二番丁地区コミュニティ協議会(香川県)
毎回の花植え作業には、自治会員はじめ地域の企業や大学の協力により、100名以上の参加者がある。また、夏季の毎日の水やりにも50名の水やり隊登録者がある。この活動が地域に定着し、地域住民の交流の機会となっていることが、今後の活動の継続に繋がっている。本年度も6月に実施して11月にも予定をしている。
2013年
秋号より
三谷・みどりと花の会(香川県)
「子ども自然塾」では、主に隣接する鎮守の森(三谷八幡宮)に集い、小鳥や虫の声、風の音、緑の匂いの中で、お年寄りと一緒に自然や星空観察、クラフト工作、写生大会等を楽しんでいる。花や自然を愛する心が、お年寄りを敬い、町を明るくする。子どもの声や目の輝きで、ボランティアのお年寄りも共に、より明るく元気になって行く。期せずして今の時代に最も大切な事の一つを身近に実践している。活動が地域に根差すよう祈っている。
2012年
冬号より
NPO法人 こにふぁくらぶ(香川県)
当初はボランティアが枝打ち、間伐をすることに山林所有者の理解を得るのは困難で、信用されていませんでした。香川県林務課(現みどり整備課)のお世話になり、やっとの思いで作業地を見つけていましたが、今では所有者から依頼があり、数年先まで作業する場所があります。
香川県の人工林の90%以上は桧です。活動は基本的に10月末〜3月中旬を枝打ち、残りを間伐および下草刈り、竹皆伐期間としています。2008年より切り捨て間伐から搬出間伐に移行して、チェーンソーの扱い方から変わりましたが、問題の搬出方法も全員の知恵を出し合い、何とか一通り確立できました。今年1月下旬より林内作業車両も導入予定です。
週2日、土日に活動しています。興味のある方は一度作業を見に来てください。お待ちしています。
2010年
春号より
NPO法人 夢創房室戸迎鯨の杜(高知県室戸市)
四国の東南端、室戸岬は全国的に有名な景勝地であり、2011年に四国で初の世界ジオパークに認定されています。私たちの町は、豊かな自然が多く残されていますし、長い歴史の中で培ってきた独特の文化と伝統が各地区に伝承されています。しかしながら、社会情勢の変化により、環境は悪化し、後継者不足も重なって海とのかかわりが遠のいてきています。
そこで、私たちは、この豊かな自然の保全に努めるとともに、この地を訪れた人々に感動と癒しの場を提供するために活動を起こしました。また、子ども達には、自然体験を通じて自然のすばらしさや大切さを学ぶ場を提供しています。こうした目的に沿って、清掃活動やブーゲンビリアやヒガンバナなどの植栽活動、また、海、山でのいさなッ子育成プロジェクトなどを実施しています。この活動には、会員はもちろんのことネットワークにより県下各地の仲間に協力していただき大変助かっています。
2019年
冬号より
大豊シャクヤクの会(高知県)
大豊町の貴重なヤマシャクヤクの群生地(大豊町天然記念物)やベニバナヤマシャクヤク(絶滅危惧IA類)を地域資源として守りたいという思いと、耕作放棄地をなくすためにシャクヤク(園芸品種)の花で彩り、集落の活性化に寄与したいという思いによって、大豊シャクヤクの会は2013年に発足し、活動を続けています。地域住民だけでなく、大学生や一般の方々、様々な年代の人たちが関わりあい、楽しく活動しています。最近では、昔懐かしい地キビ・モチキビを栽培復興しています。
2015年
秋号より
NPO法人 黒潮実感センター(高知県)
人の暮らしのすぐそばに日本一多くの魚が暮らす海がある。まさに里海だと感じた。「里海」この言葉に「人が海からの豊かな恵みを享受するだけでなく、人も海を耕し、育くみ、守る」という想いを込め、この風景を残すため、柏島の豊かな自然環境だけでなく、そこに住む人たちの暮らしも含めて、「島が丸ごと博物館(ミュージアム)」と捉え、持続可能な里海づくりを目指した活動を行っている。
(1)自然を実感する取り組み(調査研究・環境教育)、
(2)自然を活かした暮らしづくりのお手伝い(地域活性化)
(3)自然と暮らしを守る取り組み(自然・生活環境保全)
を、さまざまな主体と協働で実施している。
2014年
春号より