助成先のご紹介<活動助成>

認定NPO法人 阿蘇花野協会 

阿蘇の「野の花」を未来へ。

認定NPO法人 阿蘇花野協会
代表 山中 守
Yamanaka Mamoru

Since 2004

人と自然が共生することで育まれる阿蘇の野の花を植物学的価値や文化的豊かさを広く啓発し豊かな草原の保全・再生を進める

阿蘇の草原には環境省「種の保存法」指定種のハナシノブやツクシマツモト・ヤツシロソウなど日本国内で阿蘇にのみ自生する絶滅危惧種が数多い

しかし、農業の近代化によって牛馬の餌を供給していた草原の利用がなくなりスギの植林や過疎化・高 齢化による管理放棄により草原は激減草原植物は絶滅の危機に瀕していた

そのため荒れ果てた放棄地や植林地を伝統的な管理方法である野焼きや草刈り・草集めを行うことにより草原として再生してきた

この草原を維持することで長い歴史の中で育まれた阿蘇に固有な動植物や草原生態系などの生物多様性 を持続可能な方法で適切に保全し種の絶滅の防止・回復を図ることを目的としている

認定NPO法人 阿蘇花野協会

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草原が放棄されて藪になり野の花が姿を消していた場所で草刈りや刈草焼きをすることでハナシノブやヤツシロソウ・サクラソウフクジュソウなどが次々に復活し花を咲かせてくれた時が一番嬉しい

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2022年度から野焼きを中止し「刈草焼き」によって草原を維持している「刈草焼き」は秋に草を刈り取って一週間ほど乾かしたあと枯草を焼いて草原を保全するという方法である

周囲の草が緑色で水分を含んでいるため春に枯草に囲まれた中で焼くよりはるかに安全である

阿蘇各地で相次いで野焼きが中止されているがこの方法を確立させて阿蘇特有な植物が集中するところをさらに守るとともに全国に広げていきたい

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20年前に活動を始めた時は刈払機や動力噴霧器ジェットシユーターなど必要な機材がほとんどなくあちこちから借りて活動をする状態だった

セブン‐イレブン記念財団の助成金によって必要な機材が揃いまた野焼き保険や森林保険などを掛けることで安全安心に活動できるようになってきた

さらにラジコン草刈機など開発されたばかりの機械で効率的に草原の保全を行うことができるようになってきた

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草原の植物の保全には草刈りをして刈った草を有効に活用することが必要不可欠である

阿蘇では茅(ススキ)堆肥でトマトの青枯病が抑制できることが明らかになっているので全国に利用を広げていきたい

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手をかけなければ草原の植物は息絶えます

一緒に花野(花いつぱいの草原)を日本全国に取り戻しましょう

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