脱炭素チャレンジカップ
「脱炭素チャレンジカップ(低炭素杯)」は、次世代に向けて低炭素な社会を構築するために、CO2削減の国民運動として、学校・家庭・有志・NPO・企業などの多様な主体が、全国各地で展開している地球温暖化防止に関する地域活動を報告し、学びあい、連携の輪を拡げる「場」を提供し、地球温暖化防止活動を推進しています。この主旨に賛同し、セブン-イレブン記念財団は「低炭素杯2012」から共催しています。
CO2排出量を実質ゼロにすることを「脱炭素」といいます。地球温暖化防止に関する地域活動 について、優れた取り組みを表彰している全国大会である「脱炭素チャレンジカップ」、今年は、24組のファイナリストが各賞を受賞されました。
今年は開催終了後に交流会が実施され、参加者にはシールが配られました。参加者は、その取り組みを応援したい個人・団体にシールを貼りながら、エールを送ることで、会場が盛り上がっていました。
「お米から肉!~脱脂米糠からの代替肉の製造~」
アジアを中心に主食として栽培されている水稲から副生される脱脂米糠は、豊富な栄養成分を含んでいるのにも関わらず、その利活用方法が限定されています。
山形大学農学部バイオマス資源学研究室では、脱脂米糠から低アレルゲンかつ高栄養価である本タンパク質から畜肉に似た代替肉の開発に取り組まれました。
畜肉に代わる代替肉を国内で自給可能な米由来タンパク質(植物性タンパク質)から製造することにより、持続可能な地球環境の実現を目指していらっしゃいます。
(エントリーシートより引用)
CO2排出量を実質ゼロにする脱炭素のためには、エネルギー、交通、農業、都市といった社会の仕組みが大きく変わる必要があります。
全国から選ばれた脱炭素につながる活動を発表する脱炭素チャレンジカップをセブン‐イレブン記念財団は共催しました。
今回のエントリーは199団体、その中のファイナリスト29団体がプレゼンテーション発表に進みました。
セブン‐イレブン記念財団最優秀地域活性化賞は、長野県佐久平総合技術高等学校の「カスを価値に!~未来へ佐久酒粕プロジェクト~」
日本酒造りが盛んな佐久市ですが、近年需要が低迷している”残りかす”である酒粕を活用。
地域企業と連携して日本酒づくりに取り組んでいます。
その他、食パンやクッキーなどのオリジナル酒粕商品を開発し、SDGs「つくる責任、つかう責任」にも貢献しています。
発表後は、
- 講演:髙村ゆかり氏(東京大学 未来ビジョン研究センター教授)
タイトル:「脱炭素社会にむけてー持続可能なよりよい地域をつくるー」 - アイデア賞受賞者の講演
- 大妻中野高等学校EcoEasy 「自分専用のスーパーを手に」
- 高畑政子さん「脱炭素への道(脱炭素社会のための道路のフル活用)」
- 過去受賞団体の講演
- 逆川こどもエコクラブ 浅利圭吾さん
- パネルディスカッション
ホームページ:https://www.zenkoku-net.org/datsutanso/
近年の気象の激変や災害の頻発などの状況を踏まえ、気候変動対策をより加速化するために、セブン-イレブン記念財団は「脱炭素チャレンジカップ2022」を共催しました。
脱炭素チャレンジカップ(旧低炭素杯)は日本全国、多様な主体性が取り組む、脱炭素化に関する活動を表彰する制度です。
全国の優れた取り組みのノウハウや情報を共有・発信し、さらなる連携や意欲を創出する「場」となることを目指しています。
今回のエントリーは284団体、その中のファイナリスト28団体がプレゼンテーション発表に進みました。
セブン‐イレブン記念財団 最優秀地域活性化賞は、
京都府立桂高等学校「京の伝統野菜を守る研究班」
取組名称「地元企業と連携した資源循環と地域活性を目指して」に決定しました。
午後からは
- 基調講演「脱炭素社会に向け、地域の課題について」
東京大学 未来ビジョン研究センター 教授 髙村ゆかり氏 - 「アイデア賞」受賞者からの講演
- パネルディスカッション
が開催され、幅広い年齢層の人たちが一緒にさまざまな考えや意見を交わす、気付きの多い時間となりました。
2021年2月9日(火)「脱炭素チャレンジカップ2021」(旧低炭素杯)を、東京ウィメンズプラザで開催しました。今年は、新型コロナウイルス感染症の現状を鑑み、オンラインにて開催、全国144団体から選ばれた地球温暖化防止に取り組むファイナリスト28団体(学生、ジュニア・キッズ、企業・自治体、市民)がプレゼンテーションを行い、気候変動対策をより加速するために次世代に向けた脱炭素社会の構築を目指す取り組みを発表しました。
開会の挨拶が終わると各団体のプレゼンテーション審査を開始。
3分間の取り組み紹介動画と1分間のスピーチで審査が行われ、SDGsの意義を唱えたり、脱炭素な地域づくりへの想いをアピール。発表する子どもたちの言葉や行動には、心に響くものが多くあり、大人顔負けのプレゼンでした。プレゼンテーション後は、以下のイベントが行われました。
- 講演:NHKエンタープライズ エグゼクティブ・プロディーサー 堅達 京子氏
タイトル「本気でめざそう!脱炭素社会」 - パネルディスカッション:堅達 京子氏、川北 秀人氏、スポンサー企業のCSR等担当者で
タイトル「脱炭素化は実現できるのか?!~気候変動に立ち向かうトップランナーたち~」 - ワークショップ:ファイナリスト28団体、スポンサー企業のCSR等担当者、地球温暖化防止活動
推進センターのメンバーが6グループに分かれて
タイトル「特別企画グル~プセッション!地域における脱炭素化への挑戦!」
セブン-イレブン記念財団最優秀地域活性化賞には「大牟田市立明治小学校」“大牟田ハッピータウンプロジェクト 美しいふるさとを未来へ残そう”の活動が決定しました。
SDGsの項目7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」と項目11「住み続けられるまちづくりを」の達成に向け、「省エネ・省資源」「自然・環境の保持・美化」を実践できる児童を育成するために、各学年の発達段階に応じて様々な取り組みを行っている小学校が受賞しました。
今回、文部科学大臣賞には「茨城セブンの森」でともに活動されている「田中学園・緑丘学園ゼロカーボン委員会」‶緑丘学園・田中学園「ゼロカーボンにむけた取り組み」″の活動が決定しました。
取り組みとして、2014年から学校敷地と隣接県有地で50年前に生息していたホタル再生活動を開始。
2018年には茨城県・地域団体・当財団と3者協定を締結し、休耕田7㏊を里山にする「茨城セブンの森」活動を開始。
日本一のエコ学園を目指した環境SDGsの実践として、生徒がゼロカーボン委員会を結成してエコ診断を広め、学校全体を巻き込んだ脱炭素の和を広げることを目的に活動したことが受賞につながりました。
2020年2月19日(水)「脱炭素チャレンジカップ2020」(旧低炭素杯)を、東京大学内にある伊藤謝恩ホールで開催しました。今回は低炭素杯から続いて第10回目を迎えます。地域大会を含め全国183団体から選ばれた地球温暖化防止に取り組むファイナリスト28団体(学生、ジュニア・キッズ、市民、企業・自治体)がプレゼンテーションを行い、地球温暖化防止活動の日本一を目指しました。
開会の挨拶が終わると各団体のプレゼンテーション審査です。4分間のプレゼンテーションの審査が行われ、寸劇などでSDGsの意義を唱えたり、動画を使ったりして活動をアピール。発表する子どもたちの言葉には審査員や参加者の心に響く言葉が多くあり、「SDGsをもっと世界に広げていこう」など大人顔負けのプレゼンでした。
プレゼンテーション後は、昨年に引き続き国立環境研究所の五箇公一氏による「地球温暖化による生物リスクの最前線」をテーマにした講演と、過去受賞団体から現在の取り組みについてパネルディスカッションが行われました。
●セブン-イレブン記念財団最優秀地域活性化賞
セブン-イレブン記念財団最優秀地域活性化賞には「京都府立桂高等学校コーヒー豆の活用に関する研究班」“コーヒー残渣を廃棄物にしない!~循環型農業への挑戦~”の活動が決定しました。地元のコーヒーの残渣を活用した取り組みでキノコの栽培を行い、廃棄コスト・CO2削減と循環型・低炭素社会への取り組みです。また、「脱炭素チャレンジカップ2020」の環境大臣賞グランプリには熊本県の「NPO法人田舎のヒロインズ」の農村地帯でのRE100化を目指す女性農家たちの挑戦が決定しました。
くわしくは「脱炭素チャレンジカップ」ホームページをご覧下さい。
- [12/01/10]
ニュースリリース
- 「低炭素杯2012」を共催します