支笏湖周辺台風災害・復興の森づくり
「支笏湖周辺台風災害・復興の森づくり」は、2006年5月に『100haの大地に10万本の木を植樹する」という広大なプロジェクト事業が始動し、プロジェクト期間である3カ年が終了しました。
2009年(平成21年)3月21日(土)、札幌市の札幌コンベンションセンターにおいて、 最後の「支笏湖周辺台風災害・復興の森づくり」実行委員会と「森の育て親・感謝状贈呈会、苗木伸長量測定結果報告会」「公開講座・講演会『森の入口を見つけよう』」を開催しました。
実行委員会では、3ヵ年の事業報告と収支報告の後、活動の終了による実行委員会の解散が宣言され、実行委員会に代わって事業を引き継いで支笏湖の森を守っていく「NPO法人支笏湖復興の森づくりの会」代表理事の澁谷重昭氏から、今後の活動への決意が述べられました。 「森の育て親・感謝状贈呈会、苗木伸長量測定結果報告会」では、実行委員長の中易紘一氏から、10万本の植樹が達成できたことへの謝意と苗木の伸長状況の報告がされました。また、「森の育て親」として参加・協力してくださった市民団体や学校、企業などに対して、感謝状と記念のチシマザクラの苗木が贈られました。
公開講座では、笠康三郎氏に「森の入口を見つけよう」と題し、札幌近郊の森林地域の環境変化や身近な所に豊かな自然が溢れていて、身近な自然ほど多様な発見があることなどのお話をしていただきました。
参加者からは、「今後も活動を続けて、子どもたちに森を残していきたい」との声がありました。植樹した苗木をからさないよう、大きく育て、災害以前の豊かな森を復興させるために、みどりの基金は今後も支笏湖の森を育てる活動を支援していきます。
これからも森の育て親をはじめ、市民の皆様には復興の森づくりへのご協力をお願いいたします。