「セブンの森・セブンの海の森」づくり
日本の美しい自然を次世代に引き継ぐために
日本の四季折々の美しい自然や貴重な生態系を次世代に引き継ぐために、さまざまな団体と協力して保護・保全活動を推進しています。
大阪府阪南市には、府内有数のアマモ場があります。セブン-イレブン記念財団は、大阪府阪南市と2018年~2028年の10年間の協定を結び、西鳥取漁港西海岸、下荘漁港西海岸、尾崎港西海岸を活動場所に、アマモの保護保全活動と沿岸清掃活動を行う「阪南セブンの海の森」プロジェクトに取り組みます。
これは、阪南市、地域の方々(産官学民)と共に「山と森」と「海の森」の二つの視点から「CO2削減」と「豊かな自然環境の再生」を進めている最初の「海の森」づくりとなります。
また2021年7月、阪南市は「環境省ローカルSDGs実践地域」に登録され、豊かな地域資源(里海・里山)を活用し、地域が支えあう「誰も一人ぼっちにしない、誰も排除しない」持続可能な協働、共創のまちづくりを目指しています。
大阪湾におけるアマモの再生場でのブルーカーボン活動や次世代を担う子どもたちへの海洋学習を目的に、第13回の活動には総勢124名の方に参加していただきました。
今回の活動では、海岸清掃とアマモの作付け準備・アマモマットの作成を行いました。
海岸清掃では、30分間で約170㎏ものゴミを回収しました。こんなに多くのゴミがあることに参加者も驚いておりました。
清掃後、作付けネットを作成しました。
アマモの苗を紙粘土に巻き付け、マットに海底の泥を塗りアマモ場まで船で移動し海底に沈めました。
紙粘土に巻き付けるのは、アマモの種が抜けて流されないようにするためです。
今回実施した箱作海岸もアマモ場が大きく減っております。活動後も定期的に観察を続け、大阪湾全体のアマモの回復に向けて取組していきます。
回 | 実施日 | 活動 内容 |
参加人数 | |
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加盟店と 本部社員 |
総参加人数 | |||
第1回 | 2018年6月2日 | 海岸清掃と地引網で大阪湾の生物一斉調査 | 117名 | 144名 |
第2回 | 2019年6月1日 | 海岸清掃、地引網を行い海洋生物の観察 | 117名 | 160名 |
第3回 | 2019年9月28日 | 海岸清掃、アマモの種子の選別、チリメンモンスターを探せで海洋生物の観察 | 62名 | 102名 |
第4回 | 2020年6月20日 | 海岸清掃活動 | 0名 | 21名 |
第5回 | 2020年10月3日 | 海岸清掃活動、アマモ播種活動 | 7名 | 28名 |
第6回 | 2021年6月26日 | 海岸清掃活動、アマモ花枝採取、アマモ場の生き物観察 | 4名 | 31名 |
第7回 | 2021年9月18日 | 海岸清掃活動、アマモ播種活動、アマモ場の生き物観察 | 3名 | 25名 |
第8回 | 2022年6月12日 | 海岸清掃活動、アマモ花枝採取、アマモ場の生き物観察 | 40名 | 98名 |
第9回 | 2022年11月26日 | 海岸清掃活動、アマモ播種活動、アマモ場の生き物観察 | 49名 | 90名 |
第10回 | 2023年6月3日 | 海岸清掃活動、外来種駆除、アマモ花枝採取、アマモ場の生きもの観察 | 16名 | 71名 |
第11回 | 2023年12月2日 | 海岸清掃活動、外来種駆除、アマモ播種活動 | 85名 | 189名 |
第12回 | 2024年6月8日 | 海岸清掃、外来種駆除、アマモ花枝採取、生きもの観察 | 98名 | 182名 |
第13回 | 2024年11月16日 | 海岸清掃、アマモ作付け用ネット作成 | 62名 | 124名 |
合 計 | 660名 | 1,265名 |
2023年10月25日
「環境省が取組む「自然共生サイト」に阪南セブンの海の森が認定されました。
2021年10月2日(土)、大阪府阪南市様よりセブン‐イレブン記念財団に感謝状をいただきました。
こちらは、市制30周年がまちづくり活動の輪をさらに広げる節目の年であることを記念し、「阪南セブンの海の森」活動に対して評価をしていただいたものです。
阪南セブンの海の森は、2018年より活動開始し、今年までで7回の活動を行っています。
2018年6月1日(金)、大阪府阪南市との環境保全活動の実施に関する協定の締結式を阪南市役所本庁協議会室で行い、水野謙二阪南市長と記念財団関西地区理事の山田慶一郎が調印しました。