「セブンの森・セブンの海の森」づくり
日本の美しい自然を次世代に引き継ぐために
日本の四季折々の美しい自然や貴重な生態系を次世代に引き継ぐために、さまざまな団体と協力して保護・保全活動を推進しています。
セブン-イレブン記念財団が共催している「低炭素杯」で、2017年度環境大臣賞金賞を受賞したホタル再生活動に取り組む茨城県水戸市の水戸英宏小学校・中学校との出会いをきっかけに、初めての河畔林を再生する「茨城セブンの森」を千波湖周辺でスタートすることになりました。
水戸英宏小学校・中学校が桜川緑地でゲンジボタルの再生活動に取り組んでいるように、逆川こどもエコクラブが逆川緑地で、常磐大学が沢渡緑地でホタル再生活動を行っていることから、3つの緑地を合同で保全し、「水戸黄門様のホタル」を復活させようと、2015年に「ホタルネットワークmito」が設立されました。
セブン-イレブン記念財団は、茨城県、「ホタルネットワークmito」と10年間の協定を結び、桜川緑地の県有地を「茨城セブンの森」として、水戸市、地域の方々と一緒にホタルが舞う河畔林環境の再生に貢献すると共に、地域社会と交流しつつ、地域の発展に向け活動していきます。
第7回目の活動は、茨城県水戸市桜川緑地 英宏の泉にて実施されました。
コロナ禍に伴い人数を制限し、ホタルネットワークmito(事務局・地元学生・企業)より50名、茨城県より1名、地球温暖化防止ネットより1名、記念財団より3名の合計55名が参加しました。
この活動は、河畔林の自然再生活動、ホタル再生に取り組む地域の団体を支援することが目的であり、今回は湿地整備(下刈り)、観察道づくり、ホタル観察小屋の設置を実施しました。
茨城セブンの森は、子どもたちの参加が多いのも特徴のひとつ。
川に入って生きもの観察を実施し、絶滅危惧種である「ホトケドジョウ」28匹を保護しました。
またホタル観察小屋の設置では床材となるレンガをみんなで協力しながら運び、力を合わせて無事に設置することができました。
回 | 実施日 | 活動 内容 |
参加人数 | |
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加盟店と 本部社員 |
総勢 | |||
第1回 | 2018年6月9日 | 下刈り、清掃、生きもの観察 | 137名 | 300名 |
第2回 | 2018年10月20日 | 湖畔のごみ清掃、ビオトープ作り、下刈り | 107名 | 177名 |
第3回 | 2019年6月8日 | 平家ホタル再生の池作り、耕作放棄地の下刈り、生物観察、夜のホタル観賞 | 3名 | 253名 |
第4回 | 2019年10月20日 | ビオトープの整備、下刈り、新規湿地通路の開拓、湧水の生き物観察。 | 8名 | 70名 |
第5回 | 2020年6月27日 | ビオトープの整備、下刈り 新たな湿地帯造成の下準備 |
4名 | 66名 |
第6回 | 2020年10月17日 | ビオトープの整備、下刈り | 2名 | 54名 |
第7回 | 2021年6月26日 | 湿地整備(下刈り)、観察道づくり、ホタル観察小屋設置 | 0名 | 55名 |
合 計 | 261名 | 975名 |
6月9日、茨城県ならびに「ホタルネットワークmito」との環境整備・保全活動に関する期間10年の協定を結ぶ締結式が、水戸英宏小・中学校の講堂で行われ、高橋靖水戸市長の立会いの下、大井川和彦茨城県知事、「ホタルネットワークmito」の伊藤三男代表、当財団栃木・茨城地区理事の秋元広が調印しました。