「セブンの森・セブンの海の森」づくり
日本の美しい自然を次世代に引き継ぐために
日本の四季折々の美しい自然や貴重な生態系を次世代に引き継ぐために、さまざまな団体と協力して保護・保全活動を推進しています。
奈良セブンの森
「奈良セブンの森」の対象地となる「陽楽の森」は、奈良盆地の中にある里山です。古くから農用林
(薪炭、採草、用材等)として活発に利活用されてきましたが、高度経済成長期に至って燃料革命等により、林業用が放棄されるようになりました。その結果、「松枯れ」によりマツは全滅、そして「ナラ枯れ」
によりクヌギ、コナラ等が次々と枯死しつつあります。さらに、近年では竹林が拡大し、里山林としての
景観を損なうとともに次世代の広葉樹が育ちにくい状況にもなっています。
そこで「奈良セブンの森」では、竹林の整備を行い、新たに広葉樹の植林を行うことで、人々に
とって「気持ちのよい里山」を復活する活動を実施します。
一般社団法人大和森林管理協会・上牧町・王寺町・学校法人近畿大学(農学部)・セブン‐イレブン記念財団の5者と協定したこの森での活動目的は、自然環境を健全な姿で次世代に引き継いで行くことを目指し、陽楽の森における生物多様性の保護及び周辺地域の一層の活性化等を図るために活動をしております。
総勢159名の方にご参加いただきました。
今回の活動では、竹の伐採・竹の運び出し・樹種名プレートの取付・水のみちづくりを行いました。
竹の伐採では、チッパー機に投入する為5m以下に切断し、4~5人で連携しながら作業道まで運び上げました。
樹種名プレートの取付は、子どもたちにお願いをしました。たくさんの種類の木のプレートがありましたが、間違えずに取付できました。
土壌の改善・土砂流出を防ぐために、水みちを作成しました。
大和森林管理協会様・上牧町役場様・王寺町役場様・近畿大学様・大阪産業大学様・奈良中央信用金庫様・一般市民・一般企業・加盟店・本部社員の皆様全員一丸となって作業を行い、大和森林管理協会様から「自分たちだけで作業した場合、半年以上かかる作業量を一日で終えることが出来ました」と驚きと感謝の御言葉を頂けました。
回 | 実施日 | 活動 内容 |
植樹 本数 |
参加人数 | |
---|---|---|---|---|---|
加盟店と 本部社員 |
総参加人数 | ||||
第1回 | 2023年11月18日 | 伐倒した竹の運搬 | ー本 | 10名 | 45名 |
第2回 | 2024年3月2日 | 植樹・伐採・運搬 | 50本 | 74名 | 185名 |
第3回 | 2024年10月12日 | 竹の伐採・運び出し、樹種名プレート取付、水みちづくり | ー本 | 58名 | 159名 |
合 計 | 50本 | 142名 | 389名 |
2023年6月29日(木)、一社)大和森林管理協会、上牧町、王寺町、近畿大学農学部、セブンー イレブン記念財団の五者で、「奈良セブンの森」整備・保全に関する協定を締結しました。
【協定の目的】
森林において整備・保全活動を実施することにより、森林環境の保全に貢献するとともに地域社会の交流を実現することにより地域の発展に寄与する
【活動場所】
- 奈良県北葛城郡王寺町畠田
- 奈良県北葛城郡上牧町下牧 他 3.93ha
【協定期間】
2023年7月1日~2032年3月31日