「セブンの森・セブンの海の森」づくり
日本の美しい自然を次世代に引き継ぐために
日本の四季折々の美しい自然や貴重な生態系を次世代に引き継ぐために、さまざまな団体と協力して保護・保全活動を推進しています。
宮城県の松島湾は多数の島々が点在しており、製塩などを通して海の恵みを受けて発展してきましたが2011年の東日本大震災により、松島湾の環境は激変し、地域の人々を海から遠ざけました。
その後2013年にアマモを海洋環境復興の象徴として「全国アマモサミット2013inみやぎ」が開催され、全国のアマモに携わる人々の交流の場となりました。
「塩竈セブンの海の森」は宮城県塩竈市と松島湾アマモ場再生会議と一般財団法人セブン‐イレブン記念財団の三者で塩竈市北浜緑地護岸沿岸のアマモ場の再生や保全再生活動を実施し、地域の活性化に努めていきます。
2回目の活動は、塩竈市浦戸 桂島にて開催されました。コロナ禍に伴い参加人数を制限しましたが市民の皆さん、松島湾アマモ再生会議、海辺つくり研究会、セブン-イレブン加盟店関係者の合計37名が参加し、アマモ場の生きもの観察、アマモの花枝採取、アマモの花枝植付を実施しました。
アマモ場の生きもの観察では、参加者で地引網を引き揚げ、網の中の生きものを子どもたちで採取し、専門家からの説明を受けました。
アマモの花枝採取では、参加者が腰の高さぐらいまで海に浸かりアマモの花枝を採取、苗の移植では子どもたちがアマモについて説明を受けながら、自然に還る粘土を使ってアマモの苗に巻き付ける作業を実施し、専門家が海に潜り花枝を植付けました。
【参加者の感想】
「震災後、自分で海に子どもたちを連れていく気持ちになれませんでしたが、松島湾再生会議の方にイベントへの声かけをしていただき参加しました。参加してみて松島湾の良さを再確認し、アマモの再生は人々の手が入らなければ変わらないとの話を聞き、この活動の素晴らしさを認識、自らもお手伝いをしていかねばと思いました。」
【セブン‐イレブン記念財団 理事・評議員の感想】
「地域の方々が中心となってアマモの再生を通じ、豊かな松島湾を取り戻そうとする活動に記念財団として一緒に参加できることは素晴らしいと思いました。地域貢献・社会貢献として多くの本部社員、加盟店にも参加していただきたいと思います。」
回 | 実施日 | 活動内容 | 参加人数 | |
---|---|---|---|---|
加盟店と 本部社員 |
総勢 | |||
第1回 | 2020年10月18日 | アマモ移植 海洋ゴミ回収 干潟づくり |
16名 | 79名 |
第2回 | 2021年5月30日 | アマモ場の生きもの観察 花枝採取 花枝植付 |
3名 | 37名 |
合 計 | 19名 | 116名 |
2020年7月27日(月)、宮城県塩竈市と松島湾アマモ場再生会議と一般財団法人セブン-イレブン記念財団の三者で海洋環境保全再生活動の実施に関する三者連携協定の締結式をマリンゲート塩釜で行い、佐藤洋生副市長と桑原茂会長と記念財団東北地区理事の芳賀康弘が調印しました。