自然と人間が調和・共生する海辺つくり事業

セブン‐イレブン記念財団は、2011年度に「東京湾再生アマモプロジェクト」、2018年度に「阪南セブンの海の森」活動を開始し、水質浄化やCO2削減に役立つアマモを増やして豊かな海を再生する活動に取り組んでいます。
アマモは、海中の栄養を吸収し、酸素を放出しすることで海水を浄化する海草です。小魚などの隠れ場・生育場、魚の産卵場、アサリやハゼなどの小生物のエサにもなる豊かな海の源で「海のゆりかご」ともいわれています。アマモやヨシなどの藻場や、干潟、マングローブ、プランクトンなどの海洋生物も、森林などの陸上生物と同様に二酸化炭素(CO2)を吸収しています。これを「ブルーカーボン」と呼び、地球上の生物が固定化する全炭素量の55%を占めており、温室効果ガス削減の切り札とも言われています。
このたび、セブン‐イレブン記念財団は‶大地と海辺の環境を再生し健全な姿で次世代に引き継ぐこと″を目指し、‶森・里・川・海のつながりを意識しながら、海辺の保全再生および地域の活化等を図ること″を目的に基本協定を締結しました。

2021年5月17日(日)
「自然と人間が調和・共生する海辺つくり事業」基本協定書 調印式
自然と人間が調和・共生する海辺つくり事業
向かって右から、セブン‐イレブン記念財団 森永事務局長、NPO法人 海辺つくり研究会 岩井 克巳 監事、古川 恵太 理事長、木村 尚 理事・事務局長、セブン‐イレブン記念財団 松井事務局次長、アマモん

セブン‐イレブン記念財団は、NPO法人 海辺つくり研究会と「共通の理念・相互信頼」のパートナーシップ精神のもと、「自然と人間が調和・共生する海辺つくり事業」を行うにあたり、基本協定を締結しました。今後は、沿岸域の環境問題という負の遺産を子孫に残さないために、両者が協力して以下の「海辺をつくる・いかす・つなぐ」事業を実践していきます。

  • ①海辺環境の保全・再生・創出技術の開発に係わる事業
  • ②社会(環境)教育の推進を図る事業
  • ③沿岸域の活性化を図る事業
  • ④その他海に係わる公益事業
  • ⑤①~④に係わる普及啓発活動・広報事業 

今後の活動は、随時ホームページにてご紹介いたします。

NPO法人 海辺つくり研究会