環境NPOリーダー海外研修制度

日本国内外で、環境市民ボランティア活動の実践においてリーダーシップを発揮している、または今後リーダーシップを発揮したいと思っている個人を支援するために、海外の環境NPOから組織運営や活動技術を学んでいただくことを目的として、「環境NPOリーダー海外研修」を実施しています。

2002年(平成14年)2月に研修を開始以来2018年(平成30年)11月までに、ニュージーランド、オーストラリア、ドイツに合わせて108名の環境リーダーを派遣いたしました。

帰国後は、環境リーダーの皆様に海外で得られた情報や経験、ノウハウを日本各地の活動現場で活かし、活動していただくとともに、当財団主催の「全国環境ボランティアリーダー会議」に参加していただくなど、さまざまな形で情報の交換や共有を図り、環境リーダー間のネットワークを広げています。

第22回環境NPOリーダー海外研修派遣者が決定

第22回環境NPOリーダー海外研修の派遣者は、応募者の中から書類審査・面接審査を経て、5名の方が決定。2019年11月5日~11月14日の10日間、ドイツにて研修を実施しました。

上山 剛司
山形県
庄内自然博物園構想推進協議会
河野 宏樹
広島県
NPO法人 これからの学びネットワーク
近藤 乃梨子
山口県
公益財団法人 集団力学研究所
吉田 祐記
神奈川県
一般財団法人エコロジカル・デモクラシー財団
和喜田 恵介
愛知県
認定NPO法人 中部リサイクル運動市民の会
NPO法人森の生活 麻生 翼 さん

参加リーダーから一言

NPO法人森の生活 麻生 翼 さん

ドイツには、公立の森のようちえんや、50万人以上の会員を有し政治に大きな影響力を与える環境NPOなど、日本にはまだない現場がたくさんあります。そのような現場で、最前線で活動されている方々に直接お会いできる貴重な機会が、1週間、次から次へとやってきます。それがこの研修の凄さです。
期間中は色々な団体を訪問します。お会いする方々も、活動ボランティアの方、職員、事務局長、代表者、そして団体が活動する地域住民の方など、多種多様です。そこから得られる学びも多様です。ファンドレイジングや広報の手法など日本に戻ったらすぐに活かせるようなノウハウだけでなく、活動に取り組む地域のリーダーとしての姿勢や、国の制度や文化、NPOの組織構造や職場の雰囲気などは、現地で体感するほかありません。
およそ個人旅行では得ることのできないこのような機会を持てるのは、日本のより良い地域社会を願って、参加者の方々に最高の学びを提供するために毎年プログラムに磨きをかける長い実績と広いネットワークを持つセブン-イレブン記念財団の熱量があればこそ。
帰国後は、本研修の卒業生の集う全国環境ボランティアリーダー会で、日本全国の実践者と関わることができ、「学び」だけでなく「ご縁」もいただけるところも、この研修の特色です。

環境ボランティアリーダー海外研修年表

研修先
研修生人数
2002年
2
1
   オーストラリア
5
 
8
2
   ニュージーランド   
3
2003年
2
3
   オーストラリア
4
 
8
4
   ニュージーランド
5
2004年
2
5
   オーストラリア
4
 
9
6
   ドイツ
4
2005年
2
7
   ニュージーランド
4
 
9
8
   ドイツ
6
2006年
10
9
   ドイツ
6
2007年
10
10
   ドイツ
6
2008年
10
11
   ドイツ
4
2009年
10
12
   ドイツ
5
2010年
10
13
   ドイツ
5
2011年
10
14
   ドイツ
5
2012年
10
15
   ドイツ
7
2013年
10
16
   ドイツ
6
2014年
10
17
   ドイツ
6
2015年
10
18
   ドイツ
6
2016年
10
19
   ドイツ
6
2017年
10
20
   ドイツ
6
2018年
11
21
   ドイツ
5
2019年
11
22
   ドイツ
5
2020年
開催中止
2021年
開催中止
合 計
113