体験プログラム

「くじゅうの生きもの観察会 ~冬~」を実施しました

12月22日(日)、1月26日(日)、2月23日(日)

今年度も九重ふるさと自然学校では、くじゅうに棲む四季折々の生きもの観察をテーマに『くじゅうの生きもの観察会』を毎月第4日曜日に実施しています。

それぞれの回の担当スタッフが得意とする生きものを中心に紹介しながら自然学校のフィールド『さとばる』を散策する、そんな観察会です。

冬の回では観察できる生きものが少なくなりますが、それでも冬ならではの渡り鳥や木々に葉の付いた時期には見つけづらい生きものたちの痕跡を観察できました。また、冬の凛とした空気の下で霜柱を踏みしめながら自然の音に耳を傾けるのもまた一興です。

野鳥ではジョウビタキ、ミヤマホオジロ、シジュウカラ、ヒガラ、ヤマガラ、ゴジュウカラ、コゲラ、ベニマシコ、モズ、カケス、ノスリ、アオサギ等が見られました。昆虫では越冬するフタモンアシナガバチやオオカマキリの卵鞘、成虫が脱したクスサンの繭。植物だとサンショウの葉痕やクヌギについたクヌギエダイガタマバチの虫こぶが面白かったですね♪

<冬の観察会で観察できた生きもの>

(冬の観察会の様子)

 バードフィーダーには何をいれているんだろう?
     鳥を探しにいざゆかん!
     もぐら塚がいっぱいだね。
  おーい、私でなく鳥を観察してちょーだい笑
     あそこにいるのは何だ!?
        モズだったね♪

これにて2024年度のくじゅう生きもの観察会は全て終了です!

今年度もたくさんのご参加をいただき誠にありがとうございました。

来年度の観察会は4月からのスタート予定です。その際には春の生きものたちと一緒に是非フィールドでお会いしましょう♪

スタッフ一同、ご参加をお待ちしております☆

体験プログラム

体験プログラムしめ飾りとミニ門松づくりを実施しました!

2024年12月21日(土)

毎年おなじみ、自然学校の一年の最後をかざるプログラム「しめ飾りとミニ門松づくり」を実施しました。

しめ飾り・門松共に年末に年神様を家に迎える準備として作られる伝統的な縁起物の一つですが、最近は自作される方も少なくなってきているのではないでしょうか。

前々日の降雪の影響で参加者が減り、少数での実施となりましたが、今年はどんな力作が生まれたのでしょうか?

午前中はしめ飾りを作りです。自然学校で育てた稲の藁(わら)を叩いて柔らかくし縄を綯(な)います。今回は19本(奇数は縁起が良いのだとか)の藁を使って左綯いでしめ飾りを作りました。

   まずは屋内で伝統行事に関する説明 
  次に屋外へ。藁を叩いてしならせて・・・
  9本ずつで2束にしたわらを丁寧になって・・・ 
       円形に結びます!
学校敷地内で集めたマツやナンテンを使い装飾して 
          完成!

皆さん素晴らしい力作を作り上げてくれました☆

午前の部はこれにて終了。お昼をはさんで午後はミニ門松づくりを行います。

まずは土台となる竹と中に入れる三本の竹を切っていきます。結構、力が必要な作業になります。

竹を切った後はスチールウールで表面がきれいになるまで磨きます。以上で材料となる竹の準備が完了です。

次に土台の竹の中に三本の竹を立て、形を整えつつ隙間を砂で埋めていきます。

砂を詰め終わったら、三本の竹と土台の竹にしゅろ縄を三重(これも奇数)に結び、しめ飾り同様に装飾していきます。

          完成!!

しめ飾りもそうでしたが、門松は特に皆さんの個性が良く出ており、色んなアイディアがあるものだなとスタッフ一同感嘆させられました。

最後に完成品を手に皆で記念撮影を行いました☆

参加者の全員が自らの手で作り上げたしめ飾りと門松で来年に向けて年神様を迎える準備ができたようです♪

これにて九重ふるさと自然学校の2024年のプログラムは全て終了です。

皆さま、本年は大変お世話になりました。

2025年も素晴らしい年となりますように。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

体験プログラム

「くじゅうの生きもの観察会 ~秋~」を実施しました

10月27日(日)、11月24日(日)

今年度も九重ふるさと自然学校では、くじゅうに棲む四季折々の生きもの観察をテーマに『くじゅうの生きもの観察会』を毎月第4日曜日に実施しています。

それぞれの回の担当スタッフが得意とする生きものを中心に紹介しながら自然学校のフィールド『さとばる』を散策する、そんな観察会です。

9月は雨天のため中止となりましたが、10月と11月にはそれぞれ秋ならではの自然や冬支度する生きものたちをテーマとした秋の魅力満載の観察会となりました。

両回ともにたくさんの生きもの好きな方々にご参加いただきました!ありがとうございました。

秋の回では昆虫や花だけではなく地上のどんぐりやキノコ、頭上の紅葉や鳥たちにも目を向けて草原や雑木林を散策しました。

10月の観察会ではクヌギ・コナラ・カシワの3種のドングリの違い、リンドウやウメバチソウの花が枯野の草原を彩る様子、活発に活動するアキアカネやキトンボといった赤とんぼたちを間近で見ることができました。11月の観察会はバードウォッチングを主体として行い、ジョウビタキやカワラヒワ、モズ等の野鳥を観察できました。

<秋の観察会で観察できた生きもの>

(10月の観察会の様子)

  事務所の前にはどんぐりがたくさん!
  草原にはカヤネズミの巣がありました♪
  キトンボ!黄色い赤とんぼなんだって。
   どや!モンキチョウを捕まえたぞ!!

(11月の観察会の様子)

      皆で双眼鏡片手に散策!
   あそこにいるのは・・・ヒヨドリだ!
   カワラヒワだよ。見えるかな?
     落ち葉にもぐって遊んだよ♡

次からは冬の回。

多くの生きものたちは一見姿を消しているように見えますが、いろいろな形でひっそりと冬を越しています。また、冬ならではの雪景色や渡り鳥も見られるかもしれません。

コタツでぬくぬくとしたい季節ではございますが、凛とした空気のもとで生きものたちに会いに行く時間もまた一興!是非ご参加くださいね。

『くじゅうの生きもの観察会~冬の回~』

・1月26日  担当:阿部(冬の野鳥を中心に散策します!)

・2月23日  担当:阿部(冬の野鳥のほか、春の訪れを探しに行きましょう!)

※雨天時は中止といたします。

 詳しくはこちらのページをご覧ください。

体験プログラム

「親子で楽しむ☆新米を食べよう!収穫祭」を実施しました

2024年11月9日(土)

澄み渡る秋晴れのなか、親子で収穫祭を楽しみました。
今年のテーマは“おなかまんぷく収穫祭”。
とにかく、たくさん食べました!

さて、当日の活動は目玉が3つ。
収穫「祭」ということで、お祭り気分を存分に味わっていただきました。

まず1つ目は、毎年恒例「新米の飯ごう炊さん」です。
親子で火おこしから挑戦!
たき火の火加減に苦戦しながらも、
みなさん新米を美味しく炊くことができました。
また、今年は自然学校の畑で採れた里芋(伝統野菜:マタグロ)を使った「芋煮」を皆さんと味わいました。
里芋のねっとり感、お肉の旨味が溶け込んだ甘じょっぱさが癖になって、ご飯もすすみます。
地元産の漬物や野菜味噌、生卵などご飯のお供も堪能。
満腹中枢を刺激するお昼ご飯となりました。

焚きつけはスギの枯葉。油を含んでいるのでよく燃えます
火を大きくするのが難しいなぁ。沸騰してきたかな?
お米はミルキークイーン。艶やかな白色でモチモチ
1人1合、みなさんペロリと食べました

2つ目は、昼ごはん後の「よりどり体験活動!」のお楽しみ時間。
「祭」らしく縁日のような、スタッフ一押し5つの体験ブースをご用意しました!
①工房やじろべえ(どんぐりやじろべぇづくり):担当 みやもん
②食事処やっこめ(焼き米試食):担当 あべべ
③がっちゃんのポップコーン屋さん(ポップコーンづくり):担当 がっちゃん
④たき火カフェ スモ屋(スモア試食):担当 わしこ
⑤THEだっこく屋(脱穀体験):担当 さっしー

みなさんお好きな順番で、ブースを巡りながら楽しみました。
いろんな体験の中で皆さんの笑顔をたくさん見ることができ、お祭りのような楽しい時間を過ごしました。

絶妙なバランスで倒れない!やじろべえに興奮
とろとろのマシュマロをクラッカーとチョコで挟んで・・・スモアおいし~い!
稲穂からお米がどんどんとれていくね~

そして、最後の目玉は「焼き芋づくり」。
自然学校の畑で採れたサツマイモと、落ち葉でつくりました。
ケヤキなどの落ち葉をみんなで協力して集めて・・・お芋の上にかぶせて燃やします。
これを何度も繰り返し、煙を浴びたり、時にはむせたりもしましたが、
火を囲んでお話しながらワイワイと焼き上げました。
黄金色に焼きあがったお芋は、芯までねっとり食感。
甘さが口いっぱいに広がって口福感に満たされました~

乾いた落ち葉を集めます。湿ってると火力が落ちるので注意!
焼いてる間は落ち葉あそび!落ち葉のふとんが大人気でした
おき火の上に芋を並べ、落ち葉を燃やしていきます。風が弱かったので、うちわで風を送ります
約40分後、お芋が焼き上がりました!みなさんの連係プレーお見事でした

食べて、食べて、食べつくした収穫祭!
最後は皆さんに新米のプレゼントをして閉会しました。
今年の田んぼプログラムも参加者の皆さんとお米作りに励み、たくさんの生きものたちと出会い、収穫の喜びを分かち合えました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

体験プログラム

「川の生きものしらべ」を実施しました

8月3日(土)

夏休みの九重ふるさと自然学校のプログラムと言えば、川の生きものしらべは欠かせません。
今年も飯田高原を流れる清流で、川の生きもの採取と観察を心行くまで楽しんでいただきました。

何が捕れたかな?

会場は小さな子でも足がつく程度の深さで、流れの緩やかな場所をピックアップ。
真夏でも程よく冷たく、時間を忘れて生きもの採取を楽しむことができました。
見下ろすだけで川底まで見えるほど水が澄んでいて、
タカハヤ、カワムツ、カワヨシノボリ、ドンコといった魚をはじめ、
トビケラの仲間やヘビトンボの幼虫などの川の昆虫、
ミナミヌマエビやカワニナなどのいろいろな生きものたちが見つかりました。

協力して大物を狙う?
たくさん見つかったカワヨシノボリ

採取した生きものたちは最後に大きな水槽に集めてみんなで観察。
魚の種類こそ4種類と少なかったですが、
トビケラの仲間、ヘビトンボの幼虫やハグロトンボのヤゴなど、
清流を好む水生昆虫が多く見つかるのが飯田高原の川の特徴です。
水の冷たさや透明度に加え、見つかる生きものからも
身近な川との違いを感じ取っていただけたのではないでしょうか。
最上流域ならではの澄んだ環境が保たれている飯田高原の川が
いつまでも今の姿であってほしいものです。

採取した生きものを水槽に集めて観察