秋風が涼しく感じられるようになってきた飯田高原で
田んぼの生きものさがしを実施しました。
稲穂が頭を垂れ、自然共生型田んぼも稲刈り直前というタイミングですが、
田んぼの生きものたちはまだまだ健在です。
田んぼは稲刈りに備えて水を抜いていましたが、
田んぼの隣のビオトープは水が張ったままの状態で、
田んぼの生きものたちはそちらに移動していました。
ゲンゴロウ類、ガムシ、コオイムシ、ヤゴといった水生昆虫たちに加え、
サワガニ、ドジョウ、ツチガエルなど、
田んぼでおなじみの生きものたちが見つかりました。
田んぼの水を抜いたことで水のないエリアも広がっていたためか、
普段はあまり見かけないケラも多く採取できたのが
今回の特徴だったと言えるでしょうか。
自然学校の田んぼは稲刈りと脱穀が終わると、
再び水を入れて冬期湛水に入るため、
水が入っていない田んぼというのは案外貴重だったりします。
さすがに昆虫類の数は夏には及ばないかもしれませんが、
水のあるビオトープと水を抜いた田んぼの両方を体験できる
この時期の生きものさがしは考えようによってはお得なのかもしれません。
秋の田んぼの楽しさを再発見した今回の生きものさがしでした。