さとばる 体験プログラム

えんじょ~い☆さとばる 田んぼの生きものさがし

2021年10月3日(日)

秋風が涼しく感じられるようになってきた飯田高原で
田んぼの生きものさがしを実施しました。
稲穂が頭を垂れ、自然共生型田んぼも稲刈り直前というタイミングですが、
田んぼの生きものたちはまだまだ健在です。

水を抜いた田んぼ(手前)と水を張ったままのビオトープ(奥)

田んぼは稲刈りに備えて水を抜いていましたが、
田んぼの隣のビオトープは水が張ったままの状態で、
田んぼの生きものたちはそちらに移動していました。
ゲンゴロウ類、ガムシ、コオイムシ、ヤゴといった水生昆虫たちに加え、
サワガニ、ドジョウ、ツチガエルなど、
田んぼでおなじみの生きものたちが見つかりました。
田んぼの水を抜いたことで水のないエリアも広がっていたためか、
普段はあまり見かけないケラも多く採取できたのが
今回の特徴だったと言えるでしょうか。

採取した生きものをみんなで観察

自然学校の田んぼは稲刈りと脱穀が終わると、
再び水を入れて冬期湛水に入るため、
水が入っていない田んぼというのは案外貴重だったりします。
さすがに昆虫類の数は夏には及ばないかもしれませんが、
水のあるビオトープと水を抜いた田んぼの両方を体験できる
この時期の生きものさがしは考えようによってはお得なのかもしれません。
秋の田んぼの楽しさを再発見した今回の生きものさがしでした。

さとばる 体験プログラム

川の生きものしらべ

2021年7月31日(土)

飯田高原には川底まで見通せるほど澄んだ清流があり、
夏には川遊びができる場所もあります。
川の最上流域に暮らす生きものたちの姿を求めて、
川の生きものしらべを行いました。

様々な環境に生きものが隠れています

会場となった川はくるぶし程度から子どもの腰ぐらいまで水深の変化があり、
川底には大小の石が沈み、川岸にはヨシを中心に植物が生い茂るという
環境の変化に富んだ川でした。
川の中を泳ぐ魚はもちろんのこと、
石の裏や植物の影などに隠れている水生昆虫やエビといった
小さな生きものたちもたくさん見つけることができました。

採取した生きものをじっくり観察

飯田高原の川は流域としては最上流域にあたるためか、
採取した生きものは魚よりも水生昆虫が目立つ結果となりました。
カワトンボやコヤマトンボといったトンボのヤゴの他、
トビケラ、カワゲラ、ヘビトンボの幼虫など、
水がきれいでないと生きられない生きものをたくさん発見できました。
たくさんの生きものたちと出会えるこの豊かな川を
これからも大切にしていきたいと思います。

01_ホームパーツ(旬の見どころ) さとばる

春の妖精キスミレ

2021年5月1日

野焼き後の黒い大地を彩るキスミレ。飯田高原では今が花盛りです。

黄色のお花とハート型の葉っぱが特徴

キスミレは春に開花し、タネを実らせ、夏には葉っぱも枯れてすっかり姿を消してしまいます。
このような植物のことを春植物と呼び「春の妖精」とも表現されます。
次の春まで土の中で休眠するため、短い期間でしっかり日光を浴びて栄養を蓄える必要があります。
そのため日当たりのよい野焼きされた草原や短く刈られた草地などはキスミレにとって最適な環境です。

防火帯に咲いたキスミレ。背後には野焼きの炎。

場所によっては大群落をつくるキスミレ、
黄色のお花が一面に広がる様子はかわいい妖精たちが、つかの間の春を謳歌しているようです。

一面に広がるキスミレ

 

01_ホームパーツ(旬の見どころ) さとばる

ワッホウってなんの鳥?!

2020年6月16日(火)

 この季節、野鳥のさえずりが全方向から聞こえてきます。
鳥たちにとっては子孫を残す正念場。
彼らの必死な想いとはうらはらに、私たちヒトの耳には歌声のように届きます。
美声の代表ウグイスのさえずりは「ホー、ホケキョ(法、法華経)」。
このようにおもに鳥のさえずりを人の言葉にあてはめて、
覚えやすく表現したものを「聞きなし」といいます。

 聞きなしがそのまま名前になっているのがカッコウです。
でも今日の声はどうしても「カッコウ」とは聞こえませんでした。
どちらかと言えば「ワッホゥ」。
個性なのか、頑張りすぎて声が枯れているのか。
求愛相手の耳に魅力的に届いていればいいのですが。(川野)

ワッホウの正体(松の木の先端)
カッコウ(ハトぐらいの大きさ)

 

さとばる

干し柿

2018年11月9日(金) さとばるの柿が色づいていました。今までは実を結ぶことがほとんどありませんでしたが、今年は目につく程実っていたので、干し柿にしました。 柿をとり、皮を剥き、藁をない、柿を藁に入れ込んでいく・・・ … Continue reading "干し柿"

2018年11月9日(金)
さとばるの柿が色づいていました。今までは実を結ぶことがほとんどありませんでしたが、今年は目につく程実っていたので、干し柿にしました。

竹を使って柿を収穫


柿をとり、皮を剥き、藁をない、柿を藁に入れ込んでいく・・・。こうして丁寧に作られた干し柿は、飯田高原の寒風にさらされて、徐々に甘くなっていくでしょう。完成が楽しみです♪(兒島)

甘くな~れ!