6月の田植えから約4カ月。
田んぼに植えた稲は夏の猛暑や台風にも負けず、すくすくと育ち、たくさんの実をつけました。
そして、待ちに待った10月12日「稲刈りと秋の生きものしらべ」を実施しました。
田植えに参加された方々から、田んぼの活動初体験!という方々まで勢ぞろい。
親子ともにやる気に満ちた様子で、にぎやかなイベントとなりました。
自然学校の稲刈り体験では稲刈りから結束、掛け干し(はざかけ)までを体験しています。
※掛け干し(はざかけ)とは?
刈った稲を束にし、竹竿などに掛けて自然乾燥をさせる方法。天日と風でじっくり乾燥させることで米の品質を保ち、旨味を凝縮する効果があるといわれています。
稲刈り初体験の方が多くいらっしゃいましたが作業を進めるほどに手際が良くなり、見ごと目標の範囲を刈り終えました。
スタッフの話を真剣なまなざしで聞く姿、親子で協力して作業をする様子、そして何よりたくさんの笑顔がとても印象的でした。
午後は皆さん楽しみにしていた田んぼの生きものしらべ。
思い思いに網を振るい、コオイムシやサワガニ、ドジョウなどの水生生物からトンボやバッタなどの陸生の昆虫までたくさんの生きものを採集することができました。
そして、今回は参加者の皆さんに図鑑を使って生きものを調べてもらう種の同定体験も!
普段なかなか見ない生きものや図鑑に苦戦していましたが、似た種から探したり、体の特徴を比較したりすることで多くの方が正解にたどり着いていました。
これにて今回の活動は終了。
皆さんのご協力のおかげで稲刈り・掛け干しが完了し、たくさんの生きものが田んぼに生息していることを確認することができました。
また、ボランティアスタッフの皆さんにはスタッフと参加者の補助、安全管理にご協力いただきました。ありがとうございました。
今年も無事に田植えから稲刈りまでを終えられたこと、心から嬉しく思います。
次回の田んぼプログラムは11月9日の「新米を食べよう!収穫祭」。
今回収穫した新米を使った飯ごう炊さん体験や焼きいもづくりなどを実施予定です。
ぜひお楽しみに!