五月晴れの素晴らしいお天気に恵まれたハイク当日。涌蓋(わいた)山麓は野焼きから1か月経ち、草原と周辺の森は新緑の美しいグラデーションが広がりました。
朝の爽やかな風を受けながら、さっそく1つ目のピークである一目山(ひとめやま)を目指します。足もとに咲くハルリンドウや、野焼きに負けじと生き残ったクヌギの新葉を観察しながら、急登をゆっくり上がると、そこは360°の大パノラマ!
当日は視界がよく、阿蘇五岳(中岳の噴煙も)、湯布院の由布岳、別府の鶴見岳、そして遠く雲仙まで眺望できました。
一目山から2つ目のピーク・みそこぶし山までは、緩やかなルートに変わります。ドウダンツツジの花や参加者同士でおしゃべりを楽しみながら、あっという間に山頂に到着。
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今回のハイクは、阿蘇くじゅうを見渡すダイナミックな景色が見どころの一つです。
野焼きによって守られてきた草原や里の暮らしに欠かせない雑木林とその暮らし、そして呼吸する火山、生き続ける森…。
人と自然がともにつくりあげた自然環境が、九重には散りばめられています。
その美しさに癒され、下山後は筋湯温泉の「日本一の打たせ湯」で大地の恵みを肌で堪能。自然の持つパワーを全身で味わうハイクとなりました。
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