9月の稲刈りから約1か月。掛け干しで追熟・乾燥させた稲の脱穀も終わりました。
いよいよ新米が味わえます!
今年の田んぼ活動にご参加の皆さんが楽しみにしていた収穫祭。
新米でおにぎりを作って食べることがテーマですが、その前にお米を食べるまでの工程を体験いただきました。
脱穀、籾摺り、精米。
お米を食べるには避けて通れない作業です。
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最後は、玄米をすりこぎでついて、米ぬかを取る精米です。
白米にするには相当な時間がかかるため、この日は玄米から米ぬかが少しずつ取れる様子を見ていただきました。
これらの作業は、コンバインや精米機では一瞬で終わる作業ですが、機械が発達する前の時代を思い浮かべると、白米は大変な御馳走だったことでしょう。
ご参加の皆さんもお米を食べることの大変さをずいぶん感じられたようです。
そして、家族ごとに精米まで挑戦したお米と予め準備しておいた白米を混ぜて、飯ごうでご飯を炊き、おにぎりを作りました。
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お腹を満たした後は、収穫後の田んぼに行って生きものを探してみました。
稲刈りの時にいたアカガエルやツチガエルの姿はなく、水生昆虫もずいぶん少なくなっていました。
冬を前に生きものたちも引っ越しや冬支度をしているのかもしれません。
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あんこは当校の畑で生産した小豆で作製
田んぼはお米の生産の場であり、また生きものの命を育む場所でもあります。
たくさんの命とともに育ったお米を食べる直接的な体験は、食べることへの感謝にも通じると思います。
自然への感謝の気持ちを忘れることなく、来年もこの取り組みを続けていきます。