体験プログラム

落ち葉で焼き芋づくり

2019年11月10日(日)

焼き芋と言えば野外で楽しむ秋の味覚。
想像するだけでワクワクするのは、日本人だからでしょうか。
紅葉も終わり木の葉舞う中、参加者の皆さんと焼き芋づくりを行いました。

まずは落葉樹と常緑樹の違いや冬になると落葉樹はなぜ葉を落とすのかなど、樹木の学習をした後、さっそく火おこしから始めました。

スギのような常緑樹も古い葉っぱは落とすんだよ

今回の焼き芋づくりでは、落ち葉と枝のみを使います。
どうやって火を起そうか?と子どもたちに聞いてみると、
「スギの枯れ葉がよく燃えるから、最初はこれ!」
「細い枝からはじめて、太いものを入れて火を大きく」など、ご名答!

スギの葉っぱの下からそ~っとマッチの火をつけて…
うまく火がおきました!

マッチ初体験の参加者もいましたが、火おこしは成功!これからは火を育てます。
落ち葉を焼いて2~3cmの灰のベッドを作ったら、その上に芋を寝かせて焼いていきます。

それからは皆さんとせっせと落ち葉集め。

芋にかぶせた落ち葉が燃えたら、新しい落ち葉をかけて…のくり返しです。

煙と格闘中。これもおいしい芋のため!

美味しい焼き芋をめざして、火の番、落ち葉を集める番と、皆さんで協力して焼き上げていきます。

約40分後、ホクホクの焼き芋が完成しました。

今日のお芋は自然学校の畑でとれた“紅はるか”。
最後は皆さんにもサツマイモ掘り体験をしていただきました。

今シーズン最大級のサツマイモ。掘るのを頑張りました!

昔は秋になると当たり前に行われていた、落ち葉での焼き芋づくり。
樹木の恵みを無駄なく、そしてうまく利用していた人間の知恵でもあります。
火を扱う楽しさと便利さにも親しんでいただくことができ、子どもも大人も笑顔のひとときになりました。