体験プログラム

鳥の巣箱づくり

2019年11月24日(日)

野鳥の子育てにわずかでも力になれればと、
巣箱づくりを実施しました。
巣箱は作り方次第では1枚の板と釘だけの材料で
作り上げることができます。
今回作ったのはそんなシンプルな巣箱です。
板を長さを測って切り、鳥が出入りする入口をカットし、
釘で組み立てれば完成。
「適度な入口の大きさ」、「ある程度の風通しの良さ」、
「掛けたときにぐらぐらしない」などの
巣箱として踏まえるべき点さえクリアしていれば、
簡単な構造でも鳥にとっては快適な巣箱になります。

ノコギリに初挑戦
うまく組み立てられるかな?

一通り完成したら、マジックや焼きゴテなどを用いて、
それぞれの巣箱にデザインを加えていただきました。
会場の風景を書き込んでみたり、
作成年月日と自分の名前を彫り込んでみたりと
個性的な巣箱が完成しました。
自宅の庭などにかけた巣箱で
ヒナが巣立ってくれたらうれしいですね。

絵なども書き込んで個性的な巣箱に

巣箱を使うのは木の洞などに営巣する鳥たちです。
本来なら営巣に適した洞のある木が
たくさんある事が望ましいのですが、
残念ながらそのような木は十分ではないのか、
郵便受けやひっくり返した植木鉢など、
驚くような場所に営巣することがあります。
そんな住宅難の鳥のちょっとした手助けになるのが巣箱です。
巣箱が掛けられる場所がある方は試してみてはいかがでしょうか?

 ※鳥は春に営巣するための場所を
  秋~冬にかけて吟味するため、
  巣箱をかけるなら秋が最適です。
  また、実際に営巣した場合は、
  野鳥が安心して子育てが続けられるよう、
  巣箱には近づかず、
  気づかないふりをしてあげてください。
  不用意に近づくと、営巣を放棄する場合があります。
  また、気づかないうちに営巣している場合もありますので、
  いずれにしても春~夏にかけては、
  巣箱はそっとしておいてあげましょう。