野鳥の子育てにわずかでも力になれればと、
巣箱づくりを実施しました。
巣箱は作り方次第では1枚の板と釘だけの材料で
作り上げることができます。
今回作ったのはそんなシンプルな巣箱です。
板を長さを測って切り、鳥が出入りする入口をカットし、
釘で組み立てれば完成。
「適度な入口の大きさ」、「ある程度の風通しの良さ」、
「掛けたときにぐらぐらしない」などの
巣箱として踏まえるべき点さえクリアしていれば、
簡単な構造でも鳥にとっては快適な巣箱になります。
一通り完成したら、マジックや焼きゴテなどを用いて、
それぞれの巣箱にデザインを加えていただきました。
会場の風景を書き込んでみたり、
作成年月日と自分の名前を彫り込んでみたりと
個性的な巣箱が完成しました。
自宅の庭などにかけた巣箱で
ヒナが巣立ってくれたらうれしいですね。
巣箱を使うのは木の洞などに営巣する鳥たちです。
本来なら営巣に適した洞のある木が
たくさんある事が望ましいのですが、
残念ながらそのような木は十分ではないのか、
郵便受けやひっくり返した植木鉢など、
驚くような場所に営巣することがあります。
そんな住宅難の鳥のちょっとした手助けになるのが巣箱です。
巣箱が掛けられる場所がある方は試してみてはいかがでしょうか?
※鳥は春に営巣するための場所を
秋~冬にかけて吟味するため、
巣箱をかけるなら秋が最適です。
また、実際に営巣した場合は、
野鳥が安心して子育てが続けられるよう、
巣箱には近づかず、
気づかないふりをしてあげてください。
不用意に近づくと、営巣を放棄する場合があります。
また、気づかないうちに営巣している場合もありますので、
いずれにしても春~夏にかけては、
巣箱はそっとしておいてあげましょう。