田んぼの生きものさがし第4回目、トンボの巻を実施しました。
黄色く色づいた稲穂の上を飛び交うトンボたちに加え、
ビオトープではゲンゴロウやカエルなどの常連の生きものを探すという
ターゲットの多い回となりました。
秋のトンボと言えば赤とんぼでしょうか。
実際見つかるトンボたちもほとんどが赤とんぼでした。
しかしじっくりと観察してみると羽や胸の模様が少しずつ異なり、
様々な種類の赤とんぼがいることがわかります。
アキアカネ、ナツアカネ、マユタテアカネ、ノシメトンボなど、
たくさんの赤とんぼが見つかりました。
赤とんぼ以外では、おなじみのシオカラトンボや体の細いカワトンボの仲間、
他にもキアゲハ、ウラギンヒョウモンといったチョウの仲間、
エンマコオロギ、コバネイナゴなど、
これまでとは一味違う昆虫たちを見つけました。
一方、ビオトープで暮らす生きものたちも健在です。
ゲンゴロウの仲間、カエルの仲間、ミズカマキリ、ガムシなど、
こちらもたくさんの生きものたちでにぎわっていました。
最後のじっくり観察する時間では、
トンボの雌のおなかから卵が産み落とされるというサプライズも。
自然学校の田んぼで命をつないでいることが実感できました。
2020年の田んぼの生きものさがしシリーズは今回が最終回。
来年もたくさんの生きものに出会えそうだと思える1日となりました。
2021年も生きものでにぎわう田んぼでお会いしましょう。