早朝や夜中にはぐっと冷え込むようになった、初冬の飯田高原で「田んぼで遊ぼう!おやとこ」シリーズ第3弾「収穫祭」を実施しました。
11月3日は「晴れの特異日」と言われ、天気に恵まれることが多い日です。
この日は多少の雲はありましたが、青空が見え、穏やかな収穫祭日和でした。
新米を味わう収穫祭。
お米に関わる水や土、太陽そして生きものたちに、感謝しながら秋の恵みをいただきたいと思います。
まずは、玄米茶づくり。もみのついたお米を脱穀から籾摺りして、玄米にします。
いつも食べているお米は、こういう工程を経て、お米になっていることを体験。
あとはフライパンでこんがり炒れば、香ばしい香りが立ちます。茶葉に混ぜればお手製玄米茶の完成です。
そして収穫祭の要、飯ごう炊さん。
火を焚きつけるところから始めます。
うまく火が起これば、いよいよ飯ごうをカマドに置きます。
弱火や強火、落ち葉や木の枝を使いながら絶妙な火加減をキープします。
そして炊き上がり、いざ実食!
収穫祭で食べるお米は、プロラグムに参加してくださったみなさんと一緒に作ったお米です。
今年は、コロナの関係で田植えはできませんでしたが、秋に一生懸命稲刈りをしたお米は一味違う美味しさがありますね。
そして午後からは、お米が育った冬の田んぼにて生きもの採集。
そして捕まえた生きものたちを観察。
水を張ったビオトープでは、ヤゴやゲンゴロウ類、コオイムシなどの水生昆虫に加え、ドジョウやアブラメなど自然学校の田んぼでおなじみの生きものたちを捕まえました。他にもイナゴやトンボ、ツチガエルなども見ることが出来、寒くなっても田んぼにはたくさん生きものがいることを発見しました。
最後には、収穫のお礼とお土産に新米をプレゼント。米袋に貼るシールに絵やメッセージを書き添えました。
1年を通して田んぼで活動する「自然で遊ぼう!おやとこ」シリーズ。
次回活動は「しめ飾りづくりとミニ門松づくり」です。収穫したもち米のワラを利用し、縁起の良い正月飾りをつくります。
次回もお楽しみに!