6月の田植えから始まった「おやとこシリーズ」も10月の稲刈りを経て、今回で第3回目。
今回の活動では「稲」が食べられる「お米」になるまでの工程の体験や田んぼの生きものしらべを行いました。
もちろん使用する稲は参加者の皆さんと育ててきた自然共生型田んぼ産です。
まずは稲から「籾」を外す脱穀を体験。
今回は、割り箸や牛乳パックを使った方法で行いました。
次は脱穀した籾から籾殻を外す籾摺りを体験。
すり鉢と野球ボール、木板を使って行いました。
籾摺りを終えると稲は「玄米」となりました。
このあと玄米を「白米」にする精米という工程がありますが、この作業はとても時間が掛かるため今回は省略。
事前に用意していた白米を用いて飯ごう炊さんを行いました。
「なかなか火がつかない」、「中の様子はどうだろう…」など様々な声が飛び交っていましたが、最後はどの家族もホクホクのお米が炊けていました。
また今回の活動では、農機具の体験も行いました。
先ほどまで少しずつ脱穀していた籾も足踏み脱穀機を使えばあっという間!
息を吹きかけ飛ばしていた籾殻やワラくずは、唐箕がいっぺんに飛ばします。
巧みに脱穀や籾の選別をする仕組みに感心し、農機具の便利さを実感する体験となりました。
後半は、恒例の田んぼで生きものしらべ。
思い思いの場所や方法で、ミズカマキリ、ガムシ、コガタノゲンゴロウ、タカハヤ、コオイムシなどを捕まえました。
収穫祭を終え、田んぼでの活動も一区切り。
今年も田んぼは、美味しいお米と共に多種多様な生きものを育んでくれました。
九重ふるさと自然学校では「自然の恵みへの感謝」や「生きものの棲みかとしての田んぼの大切さ」を今後も伝えられるように活動していきたいと思います。
次回の自然で遊ぼう!おやとこシリーズの活動は「しめ飾りづくりとミニ門松づくり」です。
収穫したワラを利用し、正月飾りをつくります。お楽しみに!