夏休みの九重ふるさと自然学校のプログラムと言えば、川の生きものしらべは欠かせません。
今年も飯田高原を流れる清流で、川の生きもの採取と観察を心行くまで楽しんでいただきました。
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会場は小さな子でも足がつく程度の深さで、流れの緩やかな場所をピックアップ。
真夏でも程よく冷たく、時間を忘れて生きもの採取を楽しむことができました。
見下ろすだけで川底まで見えるほど水が澄んでいて、
タカハヤ、カワムツ、カワヨシノボリ、ドンコといった魚をはじめ、
トビケラの仲間やヘビトンボの幼虫などの川の昆虫、
ミナミヌマエビやカワニナなどのいろいろな生きものたちが見つかりました。
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採取した生きものたちは最後に大きな水槽に集めてみんなで観察。
魚の種類こそ4種類と少なかったですが、
トビケラの仲間、ヘビトンボの幼虫やハグロトンボのヤゴなど、
清流を好む水生昆虫が多く見つかるのが飯田高原の川の特徴です。
水の冷たさや透明度に加え、見つかる生きものからも
身近な川との違いを感じ取っていただけたのではないでしょうか。
最上流域ならではの澄んだ環境が保たれている飯田高原の川が
いつまでも今の姿であってほしいものです。
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