九重ふるさと自然学校では、全国で減少している草原環境に生息するチョウ類の保全活動をボランティアの皆さんと行っています。
草原は春になると毎年野焼きを行います。枯野に火を入れることで草花の新たな芽吹きを促し、また木々の芽を焼き払うことで、草原から森への環境変化を止めることができます。
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しかし、野焼き一辺倒の草原保全だけでは生息が脅かされるチョウもいます。
チョウは種類によって卵や幼虫、蛹、成虫と冬越しの方法が異なるため、卵や幼虫、蛹の状態では野焼きで焼き払われてしまう可能性があるからです。
そのため、野焼きの影響を受けやすいチョウが生息するエリアを保護区に設定し、火入れをせず、草刈りで草原環境を維持しています。
今春は計3回、3箇所の保護区で草刈りと草の持ち出しを行いました。
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野焼きや草刈りから間もなくして、草原は鮮やかな新緑に包まれます。その頃には、キチョウやツバメシジミ、ギンイチモンジセセリなどが、草原で元気に飛ぶ姿が見られるでしょう!
毎年、そんな光景を想像しながら、ボランティアさんと楽しく活動を続けています。
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5年以上継続してきた活動の結果、数が増えたチョウもおり活動の効果を実感しています。
ぜひ一緒に活動しませんか。
次回の保全活動は6月20日(木)を予定しています。詳細/お申込はこちらから。