自然学校のフィールドには、湧き水を源とする小川が流れています。
「水辺の小道」の観察路で、ボランティアの皆さんと環境整備を行いました。
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観察路の木道は定期的に補修はしているものの設置から7年以上たち、基礎の腐食が目立ってきました。
当日は踊り場付近の基礎のやり替え工事を実施。
天板や腐った基礎を取り外し、新たな木材をボルトで固定していきます。
最後に天板をペンキで塗装して完成!
足元しっかりの踊り場に生まれ変わりました。
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さて、5月を過ぎると水辺は植物でにぎわいます。
小川では競うようにセリが増えますが、一方で外来種のクレソン(オランダガラシ)も爆発的に増加!
草が増えすぎると水の流れが遮断され、大雨で水量が増加したり、開放水面を好んで産卵するトンボに影響が出やすくなったりするため、クレソンを中心に除去して水面が見えるよう整備しました。
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今後はヤゴの羽化が始まり、ゲンゴロウのなかまやガムシ、ミズカマキリ、そしてオニヤンマの縄張り飛行や産卵など、生きものがにぎわいを見せます。
自然学校にご来園の際は、ぜひ「水辺の小道」を訪ねてみてください。
生きものなど詳しい情報はスタッフまで。