ボランティア受入れ

「水辺の環境整備(夏編)」実施しました

2024年10月20日(日)

九重ふるさと自然学校では、ボランティアスタッフの皆さんと園内の散策路や環境整備に取り組んでいます。

■水辺の環境整備(6/29)
自然学校のフィールド内には湧き水を源とする小川が流れています。
近年の豪雨で水かさが一気に増すことが増え、土手の洗堀が進んでいるため、石組みと粗朶(そだ)で保護する手入れを行いました。
粗朶とは直径数cm程度の細い木の枝を集め、束状にしたものです。

木の根元が激しく浸食し、えぐられています
粗朶。しなやかなで粗朶からも発根しやすいヤナギの木がよいが、今回は手に入りやすかった杉の枝を利用

まずはスギの伐採地で枝を集めて粗朶を作り、その後、流水で弓なり上に浸食された土手に当て込みました。
粗朶のすき間に石を組み、水が一番勢いよく当たるカーブ部分に石を積み上げて完成!
おかげさまで梅雨や台風の大雨でも崩れず、雨の多い時季を乗り切ることができました。

粗朶をえぐられた土手に入れ、杭で固定
ながれの強い場所は石組みで補強。石や粗朶のすきまは生きものの住処になればいいなと期待を込めて
作業前
作業後。どれだけ長持ちするか見守りたいと思います

■丸太橋の架け替え(7/18)
雑木林内の丸太橋が傷み始めていたため、架け替えを行いました。
こちらも小川の洗堀で川幅が広くなっていたので、皆さんと相談して橋の場所を変えることに。
まずは切土や整地をして、橋を架ける場所を整備。土木作業です。

橋をどう架けるか、念入りに打合せ。小川の増水時に流されないよう、水面からの高さを確保
丸太は昨年伐採したスギを使用。樹皮をむくことで虫が入りにくくなり、橋も長持ちします

ロープで重い丸太を引き、協力して無事架け替えることができました。

男衆5名で力を結集。かすがいや木杭で動かないよう固定。チェーンソーで滑り止めも
完成!

丸太橋の整備はこれで通算5か所目。
その都度参加いただいているボランティアさんは、まるで職人のような動きでリードしてくださいました。
完成後はおのおので写真撮影タイム。いろんな角度から撮影しまくりです(笑)
みなさんの愛情のこもった丸太橋、ぜひ渡ってみてください。
雑木林にありますよ♡

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