飯田高原には川底まで見通せるほど澄んだ清流があり、
夏には川遊びができる場所もあります。
川の最上流域に暮らす生きものたちの姿を求めて、
川の生きものしらべを行いました。
会場となった川はくるぶし程度から子どもの腰ぐらいまで水深の変化があり、
川底には大小の石が沈み、川岸にはヨシを中心に植物が生い茂るという
環境の変化に富んだ川でした。
川の中を泳ぐ魚はもちろんのこと、
石の裏や植物の影などに隠れている水生昆虫やエビといった
小さな生きものたちもたくさん見つけることができました。
飯田高原の川は流域としては最上流域にあたるためか、
採取した生きものは魚よりも水生昆虫が目立つ結果となりました。
カワトンボやコヤマトンボといったトンボのヤゴの他、
トビケラ、カワゲラ、ヘビトンボの幼虫など、
水がきれいでないと生きられない生きものをたくさん発見できました。
たくさんの生きものたちと出会えるこの豊かな川を
これからも大切にしていきたいと思います。