ヘビでトンボな昆虫?


これからの季節、セミたちが鳴き始め、夏が来たことを盛大に知らせてくれます。それと同時期に登場する不思議な昆虫がいます。

自然学校の玄関先でバッタリ

それは「ヘビトンボ」です。
名前にヘビとトンボが合体した奇妙な昆虫ですが、ヘビでもトンボでもなくヘビトンボ科のヘビトンボです。

翅に黄色い斑点がある

幼虫のころは水中でくらし、成虫になると空中を飛び回るようになります。
大きな翅に長い胴体、くりくりお目目で可愛い顔をしていますが、大きなアゴを持ち、下手に触ろうものなら噛みついてくる、気性の荒い昆虫です。

夜行性なので昼間はおとなしい

そんなヘビトンボの幼虫、実は水のきれいな川でしか生きていけません。
セミが夏が来たことを知らせてくれているように、ヘビトンボが飛来すると自然学校周辺の川は綺麗だよと知らせてくれているのです。(江上)