お知らせ02希少動植物の保護・保全

「自然共生サイト」として認定されました!

2025年10月

「高尾の森自然学校里山保全実施計画」が、里地里山としての価値、生態系サービスの場としての価値、希少動植物の生息の場としての価値等が認められ、また、地域の活動の学習の機会に活用され、地域一体となっていることを評価されて、2025916日付けで、自然共生サイトに認定されました。

 認定に伴い、930日に実施された認定式では、代表の自然共生サイトとして浅尾環境大臣から直接認定証を授与していただきました。

 ボランティアの皆様をはじめ、たくさんの方々のご協力が認められての認定と思っております。この場を借りて、改めてお礼申し上げます。

 本計画をもとに、今後とも地域の方々とともに活動に取り組んでいきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

なお、本認定は、20254月に施行された「地域における生物の多様性の増進のための活動の促進等に関する法律」に基づく初の認定です。

お知らせ02希少動植物の保護・保全

日本環境共生学会「環境活動賞」を受賞しました!

2025年10月

9月19日(土)に拓殖大学八王子国際キャンパスにて開催されました「第28回日本環境共生学会学術大会」において、八王子の「上川の里」とともに、高尾の森自然学校の取組が環境活動賞を受賞しました。

 この賞は、「継続的な活動により環境改善に貢献している団体等」に贈られるもので、自然学校のボランティアの方々との10年の活動が評価されたものと思っております。心から感謝申し上げます。

この賞を励みに、今後とも地域の皆様とともに森づくりを行っていき、地域の方々のために貢献できる自然学校としていきたいと思います。

森林整備を担う人材育成

「2025年度第5回森のジュニアボランティア」を実施しました!

2025年9月14日(日)
 9月14日の「ジュニボラ」は、久しぶりの源流での整備活動!2グループに分かれ、「ヒミツキチ」と新しい源流の下刈り・間伐作業を行いました。環境アカデミー生にもボランティアとして手伝っていただき、楽しい活動にすることができました。


   
 夏の日差しを浴びて茂った草たちに覆われ、「ヒミツキチ」は「秘密すぎる」場所になっていました。まずは、登っていく道を刈ることに。開いていくと、今まで登り降りに使っていたロープがなんとちぎれていました…!(イノシシの仕業?) それでも一歩ずつ足場を固めて前へ前へと登り、周辺も切り開き、今までの「ヒミツキチ」が戻ってきました。

  
 もう1つのグループは新しい源流の探検隊。今まで明らかになっていなかった、新たな水の通り道を辿っていくと、そこには2箇所水が染みだすポイントがありました。泥だらけになりながらも、塞がる木を伐り、倒木を運び、新しい源流まで歩けるよう、整備していきました。
 自然学校へ来る方みんなが楽しめる場所になるよう、今後も活動していきます。(川村)
環境体験学習

「竹であそぼう!」開催!

2025年7月19日(土)

竹林から切り出した竹を使ってさまざまな工作を行うプログラム「竹であそぼう!」を実施しました。

まずは今回の材料となる竹を切り出すため、ヘルメットや道具を身に着け、竹林に向かいました。竹林は放置してしまうとその範囲をどんどん広げてしまうため、竹を切り出すのは竹林整備も兼ねています。中が空洞の竹ですが、1本分の重さは予想以上に重くて驚く声がありました。枝を切り落として加工しやすい状態にした後、管理棟近くまで竹を運び、いよいよ工作スタートです!初めに全員で水鉄砲を作りました。節の部分を上手に活用して竹を切っていきます。水を押し出す棒にはスポンジと布を巻き付け、筒の方の節に穴をあけて完成です。その後は自由工作の時間で、コップやお皿を作ったり、カブトムシやクワガタなど色んな生きものをモチーフにした置物などを作りました。中が空洞で、縦に裂けやすい竹の特徴を活かすと、様々なものが作ることができることを学べました。参加者からは「竹を切るところから水鉄砲作りまで体験でき、親子で夢中になって楽しめました。」などといった感想をいただきました。(石井)

環境体験学習

「第3回伝統野菜を美味しく学ぼう」開催!

2025年7月19日(土)
7月19日(土)、伝統野菜を育て、次世代に種を繋いでいくプログラム「伝統野菜を美味しく学ぼう」の第3回目を実施しました。7月からは夕方開催のため暑さは感じつつも、日陰が多く、爽やかな風も吹いてとても作業がしやすかったです。
今回は講師にオギプロファーム代表の福島さんをお呼びして、伝統野菜の種の取り方を教わりました。また、畑の草刈りや冬用のニンジンの種まき、ジャガイモの収穫も行いました。
森から運んできた土を使って畝を作り、短い間隔で江戸東京野菜の1種である馬込三寸ニンジンの種まきをしました。福島さんの話ですと、ここ最近の猛暑でニンジンの発芽率が低下しているそうです。無事芽が出てくれるといいなと思います。その後は4月に植えたジャガイモを収穫!8月の活動に使うジャガイモと今回の活動で食べるジャガイモを選んだ後は、参加者みんなで山分けです。最後に馬込半白キュウリの種を採るための野菜選びを行いました。福島さんからは、本来の野菜の形に近いものから種を採ると、その野菜が次世代に繋いでいけるとの説明を聞き、みんなで形の良い馬込半白キュウリを1本選びました。次回、そのキュウリから実際に種を採り、来年度の活動に繋げていきます。(石井)
定番の草刈り作業
ニンジン用の畝づくり
ニンジンの種まき
みんなでジャガイモ堀り
ジャガイモの茎はコンポストへ
福島さんから種取用の野菜の選び方を教わりました
どのキュウリから種をとろうかな
みんなで選んだ種取り用のキュウリは黄色く熟しました!(8月7日収穫)