セブン-イレブン みどりの基金 一般財団法人セブン-イレブン記念財団

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ドイツ研修奮闘記 連載-第1回- 「ドイツ研修奮闘記」

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海外研修
ドイツの紅葉
(写真提供:平山さん)

 私は、これまで取り組んできた琵琶湖の環境活動を充実させたい、さらに、活動内容だけではなく、活動を継続するための組織運営について学びたいと思い、このドイツ研修に応募しました.派遣決定通知を受け取り喜んだのはつかの間、タイトなスケジュールと盛りだくさんの内容に加え、学生でまだ活動経験の浅い自分が、慣れない土地、初対面の人達との団体生活でうまくやっていけるのだろうかと多くの不安を感じました。でも、またとない絶好のチャンスであるこの研修を今後の活動に生かしたい、という一心で10日間のドイツ研修に挑みました。

 たった10日間。人はすぐには変われません。でも私は変わりました。涙あり笑いありのドラマのような10日間でした。ドイツの環境活動から学んだものはもちろん、他の研修生から考えさせられたこと、今の自分を見つめなおせたこと・・・。若干25歳の私は大変貴重な体験をさせていただきました。
 ここでは、ドイツならではのエピソードや講義以外の熱い議論やたわいもない雑談、特に印象深いサイドストーリーを織り交ぜて、私自身が研修で学んだことや感じたことをエッセイ風に書き連ねていきます。

 先ず、今回のドイツ研修の流れと具体的な内容について少しご紹介します。
海外研修
ドイツでよく見かける風車の風景
(写真提供:口井さん)

 1日目は、現在行われているドイツ環境保護活動の前身である、ドイツの自然保護の歴史を時代背景と合わせて概観しました。2日目と3日目はドイツの代表的な環境保護団体であるNABUとBUNDにて、組織の運営形態や具体的な活動内容、人材育成、財源確保のためのアクションなどについて学びました。両者の相違点と類似点、また、これら2つの団体と日本の団体との相違点と類似点などに着目して講義を受けました。ドイツが環境先進国と言われるワケとは・・・.私なりに考えたことをこのホームページにて紹介します。4日目は地域のネットワークで環境活動や平和活動、人権の問題等、に取り組む事例を見てきました。なぜ、平和活動や人権問題が環境問題とリンクするのか。大きなビジョンを見据えた地域の活動に触れることができました.5日目、国立公園でのボランティア活動の画期的な情報発信方法、また、地域の人々に情報を浸透させるための工夫を垣間見ました。意外な役割分担とそれを支える体制がありました。6日目は、若者が自然や環境に興味を持つきっかけ作りと実体験を行政が斡旋する仕組みについて現場に触れて
きました。最終日は一番気になるファンドレージングの講義…と個人お悩み相談会.それぞれの活動で抱えている課題に対して著名な講師の先生にアドバイスをいただきました.ドイツに比べて日本では寄付文化があまりない、でもきっと方法はある・・・。

海外研修
出発前の成田空港にて
(写真提供:小野さん)


登場人物。
【YOSHI(コーディネーター:柳澤さん)】左端
   ドイツでの居住経験あり。その際、日本人でありながらBUNDの職員として認められた。本研修では全体のコーディネートと講習中の通訳でお世話になる。私たちのニーズに合った研修になったのはヨシのおかげ。
【KATTSU(樋口さん)】左から2番目
持続可能な社会の実現のために政策提言や研究などを行うNPO法人「地球の未来」で活動。非常に奥が深い話を冷静に淡々と話す。ミッションと覚悟を常に強く持っている印象あり。
【SHIGE(浅井さん)】左より3番目
日本水フォーラムで働き、特に中央アジアやスリランカの水問題解決プロジェクトに携わる。滞在ホテルでは何時間もネット接続と奮闘する姿あり。
【井下団長(セブン‐イレブンみどりの基金)】左から4番目
本研修の団長。日々のミーティングで的確なアドバイスをいただく。研修全体を通して目を光らせる。
【MOMO(桃井さん)】右から4番目
学生時代にフロン回収破壊法の制定に向けた政策提言を行う。現在は全国地球温暖化防止活動推進センターで働き、ストップフロン全国連絡会での活動も継続。秘書経験あり。①部屋の中でバカ話をする時と②まじめな議論をする時、③英語を話す時は人格が変わる。
【KASSY(口井さん)】右から3番目
和歌山県職員。環境省への出向経験から自然公園制度など国の環境政策などに詳しい。巧みな話術を持つ行動派。
【TAKE(佐藤さん)】右端
山形県の酒田市議会議員さん。同時にパートナーシップオフィス(中間支援NPO)では、漂着ゴミに関するプロジェクトで様々な主体をコーディネートする。気配りのきめ細かさは誰にも真似できない。
【小野さん(セブン‐イレブンみどりの基金)】
本研修の事務局。ミッションは私たち研修生にプレッシャーを与えること。

ステキな人たちに囲まれて、人生最大の転機となる10日間のドラマの始まり。
自身の自己紹介はまたおいおい。




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