セブン-イレブン みどりの基金 一般財団法人セブン-イレブン記念財団

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ドイツ環境街道をゆく 連載-第7回- ドイツ、若い力を環境に(1)−BUND・ユーゲントの意味−

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BUND・ユーゲントについて解説してくれたマックスとニナ

BUNDというNPOを特徴づける一つの組織形態として、ユーゲント(青年部)の存在がある。ユーゲントは、0歳から26歳までのBUND会員によって構成され、その年代の会員は自動的にユーゲント会員となる。ユーゲントは基本的にBUNDから独立して、独自の活動を行っている。その証拠にホームページも独自のドメイン(http://www.bundjugend.de/)だ。
BUNDが、このようなユーゲントを設けているのは、BUNDの基本的な方針として「環境保全活動においては青年の役割が非常に重要だ」という考えを有しているからである。「青年が将来的に世界を担う存在」だからだ。
それゆえ、青年層への環境保全活動の普及・啓発活動を重視している。それを担うのがユーゲントだ。大人が若者にアプローチするよりも、若者が、想像力や若いセンスで、積極的にフットワーク良く、同世代にアプローチする方が有効なのである。
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青年(ユーゲント)が作った独創的なリーフレット

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大人(BUND)が作ったフツーのリーフレット
同じように、子どもたちにアプローチする際にも、大人がアプローチするよりは、お兄さん・お姉さんがアプローチした方が、より有効なのである。
ユーゲント会員は連邦で43,000人。ユーゲントも、BUND本体同様に、連邦−州−市町村という階層構造をもち、代表の選出の仕組みについてもBUND本体と同様である。また州毎に独自の活動を行うという点でも、BUND本体と同様である。
年間予算は連邦で1,180万EU。若者の団体の予算規模が、16億5200万円・・・。連邦代表とはいえ、26歳以下の若者たちが、この16億5200万円の使い道を決定しているかと思うと・・・こんなところが環境先進国ドイツである。
なお、ラインラント・ファルツ州のユーゲント会員数や年間予算についても訪ねたが、レクチャーしてくれたユーゲント・スタッフが把握していなかった。スタッフになって2カ月ちょっとの若者、まぁ、それもユーゲントらしさか。
ユーゲントについての説明が終わった後に、彼らの活動内容を記した、リーフレットを頂いた。やっぱり若者は独創的だ。彼らが作ったそのリーフレットは、大人が考えつかないような、非効率で目立つ形をしていた。
それがユーゲントの存在意義なのだろう。




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