研修2日目、オークランドからワイトモの土ホタルを見に行く途中、キウィの保護活動をしているところがあるので寄ってみようと言う事になり訪問した。
予定外の場所とは言え、到着後初めての自然保護施設を見るということで、期待しながらの訪問となった。一般のガイドブックには載っていない、目立たない場所にある規模も小さい施設であるが、年間4万8000人の来場者があると聞いて感心した。キウィハウスと野鳥園があり、ガイドの内容もわかりやすく工夫されていて、また説明してくれたご婦人は親切で、訪問した我々にとても良い印象を与えてくれた。
ここは、すべて民間の資金で運営されている施設で、キウィやその他ニュージーランド固有の野鳥を保護する目的で活動していて、資金は主に入場料と寄付金でまかなわれている。キウィは夜行性の飛べない鳥で、ヨーロッパ人が持ち込んだ哺乳動物が天敵となり、その駆除が大変なこと、またその他の固有種の野鳥の保護に対し、好きな種類別に寄付を募るなど工夫をしていて、民間団体としての取り組み方について大変参考になり、予定外の収穫となった。(谷口さん)