セブン-イレブン みどりの基金 一般財団法人セブン-イレブン記念財団

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環境ボランティアリーダー海外研修

2002年(平成14年)第2回環境ボランティアリーダー海外研修レポート

海外研修レポート 感想その1


日程表 感想 その1 その2
  【1】 OTOROHANGA KIWI HOUSE
研修2日目、オークランドからワイトモの土ホタルを見に行く途中、キウィの保護活動をしているところがあるので寄ってみようと言う事になり訪問した。
予定外の場所とは言え、到着後初めての自然保護施設を見るということで、期待しながらの訪問となった。一般のガイドブックには載っていない、目立たない場所にある規模も小さい施設であるが、年間4万8000人の来場者があると聞いて感心した。キウィハウスと野鳥園があり、ガイドの内容もわかりやすく工夫されていて、また説明してくれたご婦人は親切で、訪問した我々にとても良い印象を与えてくれた。
ここは、すべて民間の資金で運営されている施設で、キウィやその他ニュージーランド固有の野鳥を保護する目的で活動していて、資金は主に入場料と寄付金でまかなわれている。キウィは夜行性の飛べない鳥で、ヨーロッパ人が持ち込んだ哺乳動物が天敵となり、その駆除が大変なこと、またその他の固有種の野鳥の保護に対し、好きな種類別に寄付を募るなど工夫をしていて、民間団体としての取り組み方について大変参考になり、予定外の収穫となった。(谷口さん)
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  【2】 Department of Conservation(DOC)
DOCとはDepartment of Conservationの略称で、自然保護局と訳せるが、専任の女性大臣をもつ政府機関であり、ニュージーランドの自然保護政策の表れの一つとも言える。
DOCは全国に13の事務所と35の支所を持ち,そのひとつがルアペフ事務所となっている。管轄地域はニュージーランドでももっとも有名な国立公園の一つで世界遺産で自然と文化の両方に登録されている「トンガリロ国立公園」である。
この事務所の所長マーク・デービス氏は以前NPO法人富士山クラブとの関係で日本を訪問されたこともあり、なごやかな雰囲気での懇談となった。トンガリロ国立公園の歴史や、地区のコミュニティとの協力で進める自然保護と公園利用への取り組み。公園への訪問者が年間100万人、ビジターセンターへは25万人と多いこと、独自の自然教育プログラムやボランティアとの協力の仕方など詳しい説明を受けた。当日は雨で雄大な山の景色は見ることが出来なかったが、近くの遊歩道をガイドしてくれたカトリーヌの笑顔がとても印象的だった。(谷口さん)
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  【3】 モコイヤ島
天敵がいなかった頃のニュージーランドは野鳥の天国だった。人が連れてきたネズミやネコなどは、この島が天国に思えただろう。瞬く間に多くの鳥が絶滅し、その数は80種と言われている。
かろうじて生き残った鳥を救う計画が行われている。捕食者がいない島に鳥を放し、数を増やす。ロトルア湖に浮かぶモコイア島では、本島でいなくなった3種の鳥が、10年前に放たれた。
ジョンさんの案内で、背の高いシダが生い茂る森を歩いている時に、その鳥たちを何度も見ることができた。と同時に、ネズミ捕りが多く仕掛けてあるのも見た。毎週、DOCによって、ネズミの侵入状況が調べられている。幸いにもこれまで捕食者はやってきていない。
人によって自然は短い間に大きく変えられた。いま、固有の鳥を復活させる取り組みが、小さな島から始まっている。(日高さん)
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  【4】 Kiwi Dundee ADVENTURES
コロマンデル半島の豊かな自然。ただ単にそこを訪れたらどのくらい心に残るでしょうか。ダグのインタープリテーションを通してみた自然はまた違う息吹を私たちに語りかけてくれます。
あれだよと1点にみんなの気を引いたあと、実は真後ろに是非見て欲しい木があるとか、豊かな知識を持ちながら適度な説明、ジョーク、安全管理。ここに生きる植物たちが彼の道しるべで、コロマンデルの自然を慈しむ思いに裏打ちされたインタープリテーションは私たちの気持ちを最後までわくわくさせてくれました。道なき道をいつもより奥まで案内して頂いてコロマンデルの懐に抱かれた幸せな気分は忘れられません。(小川さん)
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  【5】 Waitakere Visiter Center
約束の時間まで、子どもたちがオリエンテーションを受けていた別棟を見学。ワイタケレを伝えるための、子ども達の目線を考慮したおもしろそうなものがいっぱい。ワイタケレの玄関口、ビジターセンターで植物を専門とするパブさんからお話を伺った。パーク内での注意事項やエリア内の紹介、子ども向けのプログラムの作成実施、ボランティア活動の募集、年4回のニュースレター作成配布などの仕事をしているそうです。プログラムはよく練られていて五感をつかった幼児対象から1880年代のブッシュ生活を体験する宿泊タイプなど幅広くたくさんのものが用意されています。オークランドに近いという立地条件(学校がよく利用している)をいかした活動に これからの私たちの活動に応用できるものをいくつも見つけることができました。(小川さん)
日程表 感想 その1 その2




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