二荒山神社 |
二荒山、女峰山、太郎山の三地主神を祭り、冬の男体山の遥拝所として790年(延暦9年)に勝道上人が開基した。これが、日光の幕開けとなる。中禅寺湖の北湖畔に位置し、東照宮、輪王寺とともに日光の二社一寺となっている。
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日光東照宮 |
徳川家康を御祭神として祭る神社。徳川家康の遺言により、1617年(元和3年)、2代将軍秀忠が、莫大な工費と労力をつぎ込んで創建。豪華絢爛な江戸時代の芸術が凝縮されている。本殿や陽明門などが国宝に、神楽殿や神輿舎が国の重要文化財に指定されている。左甚吾郎の「眠り猫」や「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿は有名。
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世界遺産 |
文化遺産及び自然遺産を人類全体のための世界遺産として損傷、破壊等の脅威から保護し、保存することを目指して1972年(昭和47年)にユネスコ(国連教育科学文化機関)に採択された。日本では、文化遺産は原爆ドームや姫路城など8箇所、自然遺産としては、白神山地と屋久島の2箇所が登録されている。
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尾瀬ヶ原 |
ミズバショウで有名な尾瀬ヶ原は、群馬県、福島県にまたがる標高1,400メートルの高層湿原。北方系生物の宝庫であり学術的価値も高い。観光名所であり、それに伴う環境問題に長く取り組んできた歴史も併せ持つ。
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帰化植物 |
もともとその地に存在しなかった植物が、人や渡り鳥などによって持ち込まれ、自然界で繁殖したもの。こういったものを外来種といい、これに対してもともとあるものを在来種という。外来種としては、線路沿いによく見られるセイタカアワダチソウなどが有名である。既存の生態系に対する影響がしばしば問題となる。
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富栄養化 |
生活廃水や工場廃水などがおもな原因といわれている、水中のリンや窒素などの栄養素が過剰に増え、大量のプランクトンが発生すること。その結果、異臭や酸欠による魚の大量死などの影響が起こる。
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食害 |
野生生物(例;バッタやシカ、サル等)が、農作物や樹木、草花を食い荒らすことによって、農業や生態系に著しい被害を及ぼすこと。人による餌付けや自然環境の変化、生息数の増加などが原因といわれている。
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温暖化 |
二酸化炭素やメタンなどの「温室効果ガス」(地表から放射された赤外線の一部を吸収する)が増加することによって、地球の平均気温が上昇すること。海面上昇や異常気象、生態系への影響などが懸念されている。人の社会的、経済的活動がおもな原因となっており、私たちの生活レベルでの取り組みも重要となっている。
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