※こちらはアーカイブ記事です。 |
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人力と自然の美しさが融合した渓谷美 江戸時代、沿道所村民(現甲府市)たちは薪炭を背負って米などの日用品を甲府城下へつづく険路のなか、1日がかりで買い求めていました。新道の開通を長年の夢としていた村民たちの手により、江戸時代末期に生活道路として開通した道は、長い年月の後、今では観光のルートとしてその姿を残しています。風化された白い花崗岩の頭や岩壁は、悠然と存在する松林の緑や紅葉の赤とのコントラストがとても美しく生えており、目を奪われます。
国立公園で何して遊ぶ? 奥多摩にある山のふるさと村ビジターセンターでは、特に環境教育の分野に力を入れています。若いスタッフが中心となり、小中学校において次年度より導入される総合的学習に対応した様々なプログラムを提案しています。その中のひとつをご紹介しましょう。 その名も『漢字って感じ』。子ども達に森の中で漢字を意識させた自然観察を行ないます。例えば木がたくさん集まると森や林になるということを学ばせてから、テーマを決めて漢字を書き出していきます。もちろん既成の漢字だけを使うのではありません。自由な感性で創作させることにより、感受性や表現力を磨くことが出来るのです。自然の中で「感じたこと・気づいたこと」を表現する新しい方法を知ることがこのプログラムのねらいです。
また、常勤のインタープリター(解説員)が来訪者に対し、周辺の自然を紹介するガイドウォークや、自然素材を使った子ども向け創作クラフト教室「ちびっこあーと」など様々なプログラムで迎えてくれます。山のふるさと村では、各種パンフレットが常備されているため、のんびりセルフガイドしながら自然と触れ合うのも新鮮かもしれません。
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