※こちらはアーカイブ記事です。 |
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大地が尽きる場所「シリエトク」
元来、「国立公園図鑑」(環境庁自然保護局国立公園課 監修 1995年(平成7年))によると、国立公園は「わが国の風景を代表する傑出した自然の風景地であり、その優れた自然を保護すると共に、利用の増進を図り、国民の保健、休養及び教化に資することを目的」とされていました。この従来からの定義に、「野生生物の生息・生育地の保護(生物多様性の保全)」というもう一つの重要な観点を加えるきっかけになった国立公園が、ここ「知床国立公園」です。1987年(昭和62年)に国立公園に指定された釧路湿原などは、この第二の観点が活きている例といえます。
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