セブン-イレブン みどりの基金 一般財団法人セブン-イレブン記念財団

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日本の国立公園
出雲神話の舞台 大山隠岐国立公園
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摩天崖から見た国賀海岸大山隠岐国立公園は、鳥取県・島根県・岡山県にまたがり、中国地方最高峰の大山(だいせん)から蒜山(ひるぜん・毛無山(ケナシヤマ))までの山岳地帯、三瓶山(さんべさん)一帯、島根半島の海岸部、隠岐(おき)諸島の4つの地域からなる総面積35,053ha(滋賀県・琵琶湖の半分位の大きさ)の変化に富んだ景観の国立公園です。

海岸部は、日本海側に位置しているために、冬は大陸から強い季節風が吹き付け、波浪に浸食された独特の海岸景観を形作っています。植物は、山岳部と海岸部の両方のものがみられ、貴重な動植物の繁殖地となっています。

1936年(昭和11年)に大山国立公園に指定され、その後、1963年(昭和38年)に隠岐・島根半島・三瓶山・蒜山まで区域を拡張して大山隠岐国立公園となりました。そして、2002年(平成14年)3月、毛無山地域が新たに加わりました。自然探勝、登山、キャンプ、スキー、観光、海水浴など、四季を通じて利用されています。

基礎データ
地図
指定日
:1936年(昭和11年)2月1日
面積
:35,353ha (2014年3月31日現在)
年間利用者数
:1,021万人(2012年度)
関係都道府県
:鳥取、島根、岡山
掲載記事は2003年 (平成15年) 2月取材当時のものです
もくじ

出雲神話の舞台
縁結びの神様 出雲大社 大山隠岐国立公園のもうひとつの特徴は、国引き(くにびき)、八岐大蛇(やまたのおろち)、国譲り(くにゆずり)、因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)など、日本の神話の舞台であり、今も出雲大社を中心とした出雲文化が息づいているということです。公園内には遺跡や歴史的な建造物が数多く点在しています。

出雲国風土記(いずものくにふどき)の「国引き」によると、出雲祖神の八束水臣津野命(やつかみずおみつぬのみこと)は、出雲の国が小さすぎるのを残念に思い大きくしようと、海の向こうの出っ張った土地を切り取り、綱をかけて「国来(くにこ)、国来」と引っ張ってきて本土に縫い合わせました。

国引きの綱だった弓ヶ浜半島 こうしてできたのが島根半島で、半島が流されないように網をかけた杭が三瓶山と大山に、流されないように結んだ綱は東は鳥取県の弓ヶ浜半島、西は稲佐の浜(イナサノハマ)、となったそうです。


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