セブン-イレブン みどりの基金 一般財団法人セブン-イレブン記念財団

※こちらはアーカイブ記事です。

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Let's ボランティア


日本の国立公園
平成新山の誕生そしてキリシタン文化の島々 雲仙天草国立公園
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1990年(平成2年)11月17日、雲仙普賢岳は何の前ぶれもなく噴火しました。その後も土石流と火砕流は繰り返し、野山を焼き尽くし、埋め尽くしていきました。

この普賢岳噴火災害発生を直接的な契機に、地元では数多くの市民ボランティア活動が生まれ、今、その活動は地元での災害ボランティア活動にとどまらず、阪神淡路大震災や有珠山噴火災害など全国各地の災害地でのボランティア活動へと広がりをみせています。

「自分達の郷里を守るために何かできることがあるはずだ」 今、雲仙天草国立公園は、新しい郷里創出へ向けての活気と勇気、そして熱い想いに満ち満ちて輝きを放っています。

延べ3万人ものボランティアが救援に雲仙を訪れた
基礎データ
地図
指定日
:1934年 (昭和9年) 3月16日
面積
:28,279ha (2014年3月31日現在)
年間利用者数
:650万人(2012年度)
関係都道府県
:長崎、熊本、鹿児島
掲載記事は2002年 (平成14年) 2月取材当時のものです
もくじ
アッキー博士
このワンポイントマークのついてる言葉は、ワシのワンポイント講座を見るのじゃよ。
 

山景と海景が競演する国立公園
高舞登山展望台より天草五橋を望む雲仙天草国立公園は、1934年(昭和9年)3月に日本で最初に指定された国立公園のひとつで、九州の中西部に位置し、長崎・熊本・鹿児島にまたがる25,496ヘクタールの公園です。まずは島原半島中央部の雲仙地区が指定、その後1956年(昭和31年)7月に天草諸島を中心とする天草地区、1967年(昭和42年)12月に天草五橋沿線が追加指定されてできた、山岳美と海洋美を併せ持った公園です。

 

秋には鮮やかな紅葉を見せる雲仙岳周辺雲仙地区は、普賢岳、国見岳、妙見岳など、総称して雲仙岳と呼ばれる複式火山を中心とした火山地形と、同地域に発達した良好な落葉広葉樹林の四季折々の変化が織り成す山岳景観です。その雲仙岳の西側中腹の平坦地には雲仙温泉街があり、温泉の湧出や雲仙地獄と呼ばれるワンポイント 噴気現象が各所で見られます。

 

発達した海食崖が見られる天草町笠松公園周辺一方、天草地区は、八代を隔てて九州本土の西海岸に連なる大小120余の島で成り立っています。天草松島と呼ばれる典型的な沈水海岸は、穏やかな内海の多島海景観を見せ、下島の西海岸では、直線的な海岸線が天草灘の波涛に洗われ荒々しい海食景観を形成しています。なかでも妙見浦(みょうけんうら)では、妙見の洞門・洞窟の奇勝が見られ、名勝および天然記念物に指定されています。


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